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さっと圧着!様々な素材に!万能アイロンプリントシートRMM&EIMM

2020年07月20日

Tシャツに好きなデザインをプリントして、オリジナルTシャツを作りたい!
そんな時に出てくるプリント方法の1つがアイロンプリントです。

アイロンプリントとは、カットや印刷をしたアイロンプリントシートをアイロンの熱で生地に圧着することできるプリント方法です。

個人でもハンドメイドとしてアイロンプリントを行っている方もいらっしゃることから、
多くの人が『生地にプリント』と聞いた時、一番最初に思い浮かぶのがこのアイロンプリントです。

また、ウェアプリント業界でもメディアが対応していれば水性、溶剤、ラテックスなど様々なインクジェットプリンターで印刷することができるため、多くの方が使っている人気のプリント方法でもあります。

しかし、いざアイロンプリントを始めてみようと考えたときに、
アイロンプリントシートの種類が多く、自分に合ったアイロンシートって結局なんなの?!
と悩んでしまう方も多いのではないしょうか?

今回は多種多様なアイロンプリントシートの中でも、
ユーロポートが厳選した万能シート艶消しマルチRMMとホワイトマルチEIMMについてご紹介いたします!


目次
1. カッティング用シートRMMと印刷メディアEIMM
2. 艶消しマルチRMMについて
3. 効率的にTシャツ作成!綿への圧着
4. 細かいカットもカス取りラクラク
5. 重ね貼りで多色のアイロンプリント
6. ホワイトマルチEIMMについて
7. 高画質で素早く印刷!Tシャツプリント
8. いろいろな素材に圧着してみた
9. おわりに

カッティング用シートRMMと印刷メディアEIMM

今回は様々な種類のアイロンプリントシートの中から汎用性使いやすさ効率の3点にスポットを当てて、 ユーロポートで扱うシートからカッティング用アイロンプリントシートと印刷用アイロンプリントメディアの2種類を厳選しました!

まずは、カッティング用アイロンプリントシートと印刷用アイロンプリントメディアの違いについてご紹介しましょう!

カッティング用のアイロンプリントシートとは

はじめにご紹介するのはカッティング用のアイロンプリントシートです。

カッティング用シートとは元から色やデザインがついているシートのことで、
文字やオリジナルのデザインを切り出して生地に圧着します。
シートに印刷することはできませんが、艶やラメ入り、メタリック、蓄光、フロッキーなど質感のあるシートもあるので印刷では難しい表現のプリントを行うことができます。

カッティングでのアイロンプリントは、デザインや文字を切るカッティングマシンと圧着するためのアイロンプレス機が必要です。

カッティングマシンは個人用の小型機もあり個人の方にも多く使用されています。
しかし、本格的にカッティングでのアイロンプリントを行う際は、より高性能で広い幅に対応した業務用のカッティングマシンを使用することで、高品質で効率的なプリントを行うことができます。

今回のカッティング用アイロンシートに対応したカッティングマシンはおよそ20~30万程度なので、
これからプリント事業をはじめたい方にとっても比較的始めやすいプリント方法ではないでしょうか?

印刷用アイロンプリントメディアとは

続いてご紹介するのは、印刷のできるアイロンプリントメディアです。

カッティング用のアイロンプリントシートとは違い、
無地のメディアにインクジェットプリンターでデザインを印刷して使用します。

今回は印刷用メディアの中でも水性プリンター、トナープリンターよりも強い耐久性があり、本格的なプリントを行いたい方にお勧めな溶剤、ラテックスプリンターに対応したメディアを使用します。

メディアにプリントした後はデザインに沿ってカットをするため、
カッティング機能がついているインクジェットプリンター、またはインクジェットプリンターと別にカッティングマシンが必要になります。

今回使用するシートに対応した溶剤プリンターはおよそ100~200万程度で、
カッティングマシンよりも高額ではありますが、フルカラーで高画質な印刷ができるので制作物の幅がぐっと広がります。

また、カットしたアイロンプリントメディアを綺麗に衣類へ移動させるためにはアプリケーションシートが必要になります。

アプリケーションシートは自分で貼ることも可能ですが、
ラミネーターを使うことでより簡単、きれいに作業することができます。

2つのプリント方法について違いを説明したところで、実際に2つのシート・メディアについてご紹介していきましょう!

艶消しマルチRMMについて

誰でも始めやすいカッティング用アイロンシートですが、その種類は一般的なカラーシートや特殊な質感のシートなど多岐にわたります。

その中でもご紹介する『艶消しマルチRMM』は使いやすいスタンダードな色から蛍光などの特別色31種類を取りそろえたカラーシートです。

その名の通り、綿だけでなくポリエステルやナイロンなど様々な素材に使用できる万能なシートで、綿素材であれば5秒で圧着できる効率的なシートでもあります。

もちろんプロの業務用として使えるので、
色移りせず剥がれにくいことを証明する洗濯堅牢度最高の5級を取得しています。

この他にも様々な『艶消しマルチRMM』の魅力をこれから実際にアイロンプリントしていきながらご説明していきましょう~!

効率的にTシャツ作成!綿への圧着

では、まず初めにTシャツと言ったらコレ!
綿のTシャツにアイロンプリントしていきましょう。

今回はこれから始めたい方にも、本格的にカッティングを行っている方にもお勧めできるローランドDG(Roland DG)のカッティングマシン GS-24を使用してカットします。

GS-24は最大カッティング幅584mmと大判のロールシートに対応した機械です。
大判のシートを使うことで横に同じデータを複数配置(面付け)することができ、より効率的に作業が行えます。
今回は艶消しマルチRMMの50cm幅のロールを使用してカッティングしてみましょう!

アイロンシートは色がついているカラー層と透明フィルムでできています。
下の透明フィルムがあることでバラバラのデータもズレることなく圧着する事が出来ます。
そのため、カットはカラー層のみを切るハーフカットで行います。

それでは、GS-24にセットして早速カット開始!

カットが完了したら、機械からシートを切り離し、いらない部分を取り除くカス取りをしていきます。

カス取り作業が終わったら、周りの余計なシート部分を切り取り、圧着準備完了です!

圧着には、ユーロポートオリジナルのアイロンプレス機を使用します。

まずは、アイロンシート無しのTシャツだけで2秒ほど事前にプレスをして、Tシャツのしわ伸ばしと湿気飛ばしを行います。

次に圧着する位置決めをしたTシャツをプレス機に乗せます。

圧着時間はわずか5秒!
温度が推奨の140度であることを確認していざ!プレス!

5秒間のプレスが終わったら、少しだけ冷まして透明フィルムを剥がします。

最後の仕上げに2秒ほどプレスしてオリジナルプリントTシャツの完成です!

艶消しマルチRMMは70ミクロンと薄いシートなので、『貼っている感』をあまり感じさせない手触りのよい仕上がりになります!

細かいカットもカス取りラクラク

では、次にもっと細かいデータのアイロンプリントも行ってみましょう!
用意したのはこちらの英語の文章。

GS-24では5mm角のゴシック英数字ほどまでがカット可能なので、その大きさに合わせたサイズにしました。

それではカットして、カス取りをして見ましょう!

おおお!
きれいにカス取りされていきます…!

実は艶消しマルチRMMの透明フィルムには粘着があり、細かいパーツでもしっかりとくっいているのでカス取りがしやすくなっています。
さらに、もし間違えてカス取りしてしまっても粘着があるので元の場所に貼り付けることができます。

周りのカス取りができたら細かい部分も取り除き、圧着!
おしゃれな英字Tシャツの完成です!

重ね貼りで多色のアイロンプリント

カッティング用シートは基本単色ですが、色の違うシートを重ねて圧着することで、多色のデザインにすることができます。

しかし、シートの種類によっては重ねて付けることができないもの、
重ね貼りの下にしか使えないもの等、制限があり自由にデザインできません…。

艶消しマルチRMMはすべてのカラーが上下どちらとも重ね貼りができるシートなので、デザインも自由に行うことができるんです!

今回は3色のシートを使って重ね貼りをしてみましょう!
3つのカットデータを1つずつカットしていきます。

3つそれぞれのカス取りが終了したら、1色ずつ圧着していきます。

完成です~!

1色の圧着時間が短いので重ね貼りをしてもあまり時間がかからずにできました!

ホワイトマルチEIMMについて

続いてご紹介するのは、印刷用のメディア『ホワイトマルチEIMM』です。
溶剤インクジェットプリンター、ラテックスプリンターに対応したメディアで艶消しマルチRMMと同じく、様々な素材に対応しています。

また、こちらも効率的な作業ができる最短5秒圧着が可能です。

洗濯堅牢度も5級を取得しており、個人から企業まで様々なウェアプリントビジネスを行っているお客様にご使用いただいています。

それでは、ホワイトマルチEIMMも実際にプリントしてみましょう!

高画質で素早く印刷!Tシャツプリント

先ほどと同じく、綿のTシャツにプリントしていきたいと思います。
使用するのは、ローランドDG(Roland DG)の溶剤インクジェットプリンターVS-300iです。プリント&カット機能を搭載しているため、印刷からカットまでを一続きで行うことができます。

ホワイトマルチEIMMは大小様々な機械に対応できるよう、500mm、630mm、750mmの幅を取り揃えていますが、今回はVS-300iの最大印刷幅736mmに合わせ、630mm幅のメディアを使用します。

パソコンからデータを送ると最初にプリントがはじまります。

印刷後にカットを行いプリント&カット完了です~!
メディアを切り離し、カス取りを行います。

次にTシャツにメディアを移動させるために、ラミネーターを使ってアプリケーションを貼っていきます。

アプリケーションが貼れたら、デザイン1つ1つを切り離し、メディアの準備は完成です!
早速、圧着をしていきましょう!

まず、メディアの透明フィルムを剥がします。

次にTシャツの位置決めをします。
事前プレスをしたTシャツに真っ直ぐになるようにメディアを乗せます。
アプリケーションに粘着があるので固定をすることができます。

プレス機の上へ移動させます。

RMMと同じく、プレス機を温度140度・圧着時間5秒に設定し、圧着します。
圧着後、少し冷ましてからアプリケーションを剥がします。

最後に2秒ほど仕上げのプレスをして完成です!

また、写真などの複雑な色味のデザインも高画質でプリントすることができます。
メディアに印刷をするので、生地の色に関係なくプリントできる点もアイロンプリントの特長です!

いろいろな素材に圧着してみた

さて、艶消しマルチRMMとホワイトマルチEIMMを綿のTシャツに圧着してきましたが、他の素材はどの程度圧着できるのでしょうか?
そんな疑問にお答えするべく、綿以外の素材7種類を用意して圧着をしてみました!

※今回のテスト素材と同じ素材のものでもお持ちの素材に圧着する場合は必ず圧着テストを行ってくださいね!

ポリエステル

まずは、スポーツウェアにも多い、ポリエステルに圧着してみます。

ポリエステルの圧着は『再昇華』がポイントになります。
再昇華は、高温の熱をかけることで生地の染料がアイロンシートに浮かび上がってきてしまう現象です。

そんな再昇華を起こさないように、ポリエステルは120度の低温で20秒の圧着を行いました!

再昇華を起こすことなく、しっかりと圧着ができました!

ナイロン

次に、ナイロン生地に圧着します。
こちらも衣類に使用されることが多いですね。
ジャケットやウィンドブレーカー、スキーウェアなどのスポーツ用品、バッグにも使われていますが熱に弱い生地のため、圧着できるアイロンプリントできるシートはあまり多くありません。

しかし、艶消しマルチRMMであれば、ナイロンにも圧着可能です!
ナイロンは熱で生地が縮んでしまうため、140度5秒で圧着をして透明フィルムを剥がした後に、20秒間仕上げプレスします。

ナイロンもしっかりと圧着できました!
ナイロンで撥水加工が強いものは圧着できなかったり、はがれてきてしまうので注意が必要です。

ツイル(綿100%と綿35%ポリ65%)

さて、ここまでの綿・ポリエステル・ナイロンではユーロポートで圧着のテストを行い、圧着の設定を出していたためその設定で行ってきました。

しかし、ここからは検証テストを行っていない未知の素材です。
ひとまず、140度で5秒の設定で行っていきましょう!

まず最初は、『ツイル生地』です。
綿と綿+ポリの混合生地ですが、Tシャツよりも凹凸のある生地です。

まずは綿100%の生地。

次は混合生地です。(綿35%ポリ65%)

共に問題なく圧着できました!
厚みがあり、しっかりしているツイル生地はジャケットなどの衣類に使われています。
また、デニムも同じツイル織の生地なので、デニムにも圧着できそうですね!

本革と合皮

続いては小物やカバンに大人気の『革』です。
本革と合皮(合成皮革)の2種類で試してみました。

最初に本革から。

続いて、合皮。

しっかりと圧着することができました!
しかし、やわらかい素材のためか透明フィルムの跡が残ってしまっていますね…。

革への圧着は跡が残らないように圧着方法に工夫が必要そうです。

フェルト

次はフェルトです。
小物やハンドメイド、インテリアにも使われている少し硬めのフェルトにしてみました!

フェルトにも圧着成功です!
フェルトも単色での使用が多いのでアイロンシートを使うことで、表現の幅が広がりそうですよね。

ビニール(EVA)

ビニール傘に多く使用されているEVA(エチレンビニルアセテート)素材。
もし、EVAでできているビニール傘やレインコートにプリントできたら面白そうですよね。
ビニールなので、低温(120度)で圧着してみました。

あっ…

なんと見るも無残な姿に…。

EVAが熱で溶けてしましました。
アイロンプリントは熱での圧着が必須なので、まずは熱に耐えられる素材かどうかが大切ですね。

不織布

続いてはエコバッグやトートバッグなどに使用されている不織布です。
ノベルティなどのグッズにも活躍しそうですよね。

しっかりと圧着ができました!
ただ、アイロンプリントした場所は不織布特有の通気性が失われてしまうのでご注意ください!

おわりに

さて、いかがでしたか?
ご覧いただいたように艶消しマルチRMMとホワイトマルチEIMMは様々な素材に圧着が可能なため、本来それぞれの素材に対応したシートやメディアをストックしていたものがこれ1本の在庫でカバーすることができる保管場所、管理にも嬉しい資材です!

もっと管理を簡単にしたい方、
また効率的に作業を行いたいと新しい資材をお探しの方や、
これからアイロンプリントを始めようとお考えの方など、
どんな方にもおすすめできる資材なのでぜひご検討ください。

ユーロポートでは今回ご紹介したものは勿論、
その他様々なシートやメディアだけでなく、たくさんのシステムを取り揃えていますのでプリントウェア事業を行いたい…!と思ったときにはぜひご相談くださいね!

それではまた次回お会いしましょう!

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今回使用した資材


アイロンプリントシート
艶消しマルチRMM

艶消しマルチRMM

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アイロン印刷メディア
ホワイトマルチEIMM

ホワイトマルチEIMM

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今回使用した機械


中型カッティングマシン
GS-24

GS-24

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アイロンプレス機
ネプチューン

ネプチューン

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溶剤プリンター
VS-300i

VS-300i

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ラミネーター
ERL-685

ERL-685

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