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Tシャツくんで1枚版の2色刷りに挑戦!

2020年09月23日

シルクスクリーン印刷で2つの色を使って印刷することを2色刷りといいます。基本的にはそれぞれの色用に2つの版を用意しますが、工夫次第で1つの版でも2色刷りができるのです!

版とは、網状のシルクスクリーンを張ったフレームのことです。デザイン部分のみインクが通るように穴をあけ、そこ以外は穴を埋めることで印刷ができます。

今回は「Tシャツくん」を使って、1枚版での2色刷りに挑戦します!

Tシャツくんとは

Tシャツくんとは、短時間で版が作れるスクリーン、簡単に張れるスクリーンフレーム、印刷クランプなどがセットになったおうちプリントにおすすめのキットです。

Tシャツくんバナー

プリントに必要なものが揃っているので、届いたその日から直ぐにシルクスクリーンプリントが楽しめます。

本来シルクスクリーンの製版には大掛かりな設備や多くの手順が必要ですが、Tシャツくんを使えばあっという間に版を作ることができます。
>>Tシャツくんの詳しい情報はこちらをチェック!

Tシャツくんで製版する

Tシャツくんは手書きイラスト、プリンターで印刷した原稿のどちらからでも版を作製できます。
今回は印刷した原稿を用意しました。

印刷した原稿

スクリーンをフレームに張り、用意した原稿と合わせます。

フレームにスクリーンと原稿をセット

スポンジマットが一番上になるようにTシャツくんにセットしてスイッチを押すと、Tシャツくん内のライトが光ります。

露光する

指定の時間光を当てることで、原稿の絵柄がない部分は固まり、絵柄のある部分は水で抜ける状態になっています。

水をつけたブラシでこすると、原稿の絵柄が浮かび上がります。

水を付けたブラシでこする

版の完成

版ができました!

こちらの版は後ほど使用します。

>>Tシャツくんの詳しい製版の仕方はこちらをチェック!

2色刷りの方法

それではいよいよ2色刷りに挑戦します。

2色同時に刷る方法

別の色で刷りたい部分が離れている場合は、同時にインクを乗せて刷ることができます。
スキージ(インクを均等に刷るための道具)を動かす方向が互いの色を邪魔しない向きになるようにインクを乗せて刷りましょう。

良い例

悪い例

2色刷りの様子

それぞれの色がきれいに刷れました!

綺麗に刷れました!

紙やマスキングテープを使う方法

別の色で刷りたい部分が近い場合は、プリントしたくない部分に紙(小さい範囲ならマスキングテープでも可)を敷いた状態で刷ります。

マスキング

1色目を刷ります。

1色目を刷る

版の位置が変わらないようにフレームをクランプでしっかり固定しておくのがポイントです。

フレームをクランプで固定

1色目を刷ったら一旦版を上げ、裏側についたインクを濡らしたティッシュなどでふき取ります。
インクのふき取りを楽にするために、プリント範囲の狭い色から刷ることをオススメします。
この時、プリントする物を汚さないように気をつけて下さい。

インクのふき取り

下に敷いていた紙(マスキングテープ)を剥がします。
1色目が乾いたらその上に紙を乗せて、2色目がかからないようにします。

マスキング

版をおろして、2色目を刷ります。

2色目を刷る

きれいに刷れました!

綺麗に刷れました!2

印刷後は乾燥させ、あて布(紙)をして焦がさないようにアイロン(150℃)で1分以上定着してください。

1枚のスクリーンで100回刷れる!?

Tシャツくん専用スクリーンは、1枚で100回刷れるとされています。
せっかく作った版、たくさん使わなきゃもったいない!

同じデザインでも、1色で刷ったり、2色で刷ったり、色の組み合わせを変えてみたり……
もちろん、上記の方法を繰り返せば3色以上で刷ることもできます。

様々な色の組み合わせを楽しんでみてはいかがでしょうか!

完成品の画像

おまけ:リルカラーで紙にもプリント!

今回使用したインクは「リルカラー」というシルクスクリーン用水性インクです。

リルカラー

水性インクには、
・自然乾燥が可能(アイロンで圧着するとより洗濯堅牢度が高くなります)
・生地の通気性を損ねにくい
・色が柔らかい
・紙にも刷れる
などの特徴があります。

ということで、先ほどと同じ版を使って紙にも刷ってみました!

紙にも刷る

インクが紙に滲んで、レトロな仕上がりになりました。
布製品だけでなく紙にも刷れるなんて、ものづくりの幅が広がりますね!

紙にも刷れました