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Tシャツくんで手作りポストカード

2020年12月22日

バースデーカードにギフトカード、クリスマスカードや年賀状など、渡すのももらうの楽しいポストカード。
子供のころは自分でイラストを書いたり、スタンプを押したり、シールを貼ったり。
一枚一枚楽しんで作っていた…なんて思い出はありませんか?

今の時代プリンターを使えばあっという間に同じ柄を何枚も印刷できますが、だからこそ手作りの温かみや楽しさを味わいたい!
そんなあなたに、自分の描いたイラストや文字を自分の手でプリントすることができる機械をご紹介します!

シルクスクリーンプリントのスターターセット「Tシャツくん」

おうちでシルクスクリーンプリントが手軽に楽しめる「Tシャツくん」です。
シルクスクリーンプリントとは、メッシュ状の版(スクリーン)に穴をつくり、その部分のみインクが通ることでデザインがプリントされる手法です。

Tシャツくんは、本来は手間のかかるシルクスクリーンの製版が簡単にできる機械です。
その名の通りTシャツにプリントするための機械なのですが、なんと紙にもプリントすることができます。

ということで、今回はこのTシャツ君を使って、ポストカードに自分の手でプリントしていきたいと思います!

ミドルフレームとスモールフレーム

Tシャツくんセットには、Tシャツにプリントするのにぴったりなミドルサイズのフレームが入っています。

しかし今回はポストカードにプリントするため、少しサイズが大きいですね。
そんなときに便利なのが、こちらのスモールフレームです!

フレームやマットを変えれば、同じ機械を使って小さい版も大きい版も作ることができます。
用途によって使い分けてくださいね。

それではさっそく版を作っていきましょう。

製版の準備

まずは原稿を用意します。
これは、印刷したものでも手描きでもOKです。
今回は手作りポストカードなので、イラストも手描きのものを用意しました!

\ 牛の被り物をした猫のイラストです! /

このあとの作業をやりやすくするため、

・真っ黒のペンで描く
・線幅は1mm以上にする

の2点に注意しましょう。
付属のスプレーのりを吹きつけたら、原稿の準備は完了です。

続いてフレームの用意です。
Tシャツくんのフレームは4つのネジによって簡単にフィルムが張れるようになっています。
ネジと外枠を外し、フィルムを乗せて、外枠とネジを戻します。

ネジを締めるときは1箇所を一気に締めるのではなく、全体を少しずつ締めていきます。
対角のねじを順に締めていくと、均等に張ることができます。

このとき、フィルムに光が当たってしまうとこのあと行う露光作業に影響するため、マットを乗せて光が当たらないようにしています。
フィルム部分を軽く叩いてみて、太鼓のようにピンと張れていたらOKです。
詳しくはこちらのページに動画がありますので、参考にしてください。


原稿とフレームの用意ができたら、露光作業に入ります。

露光する

露光とは、版に光を当ててフィルムの紫の部分を固める作業です。
このとき、原稿の黒い部分(今回はイラスト)は光を通さないため固まらず、水で溶かすことで後にインクを通す穴になります。

フレームを裏返して、スプレー糊を吹きつけておいた原稿を貼ります。

フレームを表向きにし、上にマットを乗せます。マットの向きは白い面が下になるように置いてください。

そのままTシャツくんにセットして、スイッチを押します。ランプが点灯したことを確認してください。

時間になるとランプが消えるので、フレームを取り出し、マットと原稿を外します。この時点ではイラストは全く見えません。

水を含ませた付属の刷毛で両面をこすります。
事前に水の入ったコップに刷毛をつけておくと作業がスムーズです。

すると、光を通さなかった部分が水に溶けて、イラストが浮かび上がってきました!

このままイラストが完全に出てくるまで刷毛でこすります。
この時出る紫色の液体は、服などにつくと取れないのでご注意ください。

イラストがすべて出てきたら、ティッシュなどで水を拭き取って版の完成です!
この版は、しばらく乾かしておきましょう。

プリントする

いよいよプリント作業に入ります。
Tシャツくんセットには版を固定して刷るためのクランプが入っていますので、机に取り付けます。

プリントしたい素材を用意し、版をセット。
インクを乗せ、スキージ(インクを均一に伸ばすための道具)を使って一気に刷ります!

きれいに刷れました!

今回使用したのはユーロポートオリジナル「リルカラー」という水性インクです。

100mlのミニサイズなので使いやすく、瓶もおしゃれでおすすめです!全18色ございますので、豊富なカラーをお楽しみください!


(Tシャツくんセットにも白・赤・青・黒・黄・緑のインクがお試しサイズの各50gで入っています。こちらのインクでも紙に刷ることができます。)

水性インクの乾きを防ぐ!インク返しのやり方

シルクスクリーンのメリットは、一度版を作れば同じ柄で何枚も刷ることができるという点です。
しかし、水性インクは乾くのが早いため刷る素材を準備しているうちにインクが乾き、版の目が詰まってしまいます。

これを防ぐには「インク返し」が有効です!

実際にやってみます。
インク返しは、インクを多めにしたほうが行いやすいです。
向こう側から手前にスキージを動かして1枚刷ったあと…

版を軽く持ち上げてプリントされた素材をどかし…

今度は手前から向こう側にスキージを動かしてデザイン部分にインクが乗った状態にします。

この時はインクを下に落としたいわけではないので、スキージは寝かせてインクが軽く乗るように動かしましょう。
こうすることで版が乾きにくくなります!

あとは通常通り素材を置き、刷り、インク返しをする…の繰り返しです。

1つの版で連続して刷りたいときは、ぜひご活用ください。

楽しいシルクスクリーン体験を!

今回作成したスモールフレームの版は、Tシャツの胸元にワンポイントプリントするのにもちょうど良いサイズです。もちろん、ミドルフレームで製版してTシャツ全面にプリントしたり、トートバッグにプリントするのも楽しいですね。

フレーム、インクを変えれば作れるものの幅がどんどん広がります。
ぜひ「Tシャツくん」でシルクスクリーンを楽しんでみてください!