2022/12/08
2024/02/14
オーダーメイドの名入れビジネスやオリジナルグッズの作成など、幅広い業界で活躍するレーザー加工機。現在レーザー加工を外注している方も、レーザー加工機を導入し内製化することで納期短縮やコスト削減が見込めます。データを用意するだけで切断加工、彫刻加工ができるため、複数デザインの試作もスムーズに行うことが可能です。
こちらの記事では「レーザー加工機でできること」を、よく使用される素材と合わせてご紹介いたします。
そもそもレーザー加工機ってどんな機械？という方は、こちらの記事をご覧ください。
レーザー加工機でどんな加工ができる？
1. 素材のカット（切断）ができる
レーザー加工機でできることの1つ目は、木材、アクリル、紙、レザー（皮革）などさまざまな材料のカットです。レーザーは対象物に触れずにカットできるため、刃物とは違い摩耗や劣化がありません。カットにはW数が大きく関係するので、切りたい材料に合ったW数の機種を選ぶ必要があります。
2. 彫刻でロゴマークや文字を入れることができる
レーザー加工機でできることの2つ目は、レーザー照射による彫刻です。対象物の表面を焦がす、彫るなどして、文字やロゴを彫刻することができます。レーザー光の出力や速さの調節により、彫刻の深さに差をつけることができるため、立体的な表現が可能です。
3. マーキングで既製品に付加価値をつけることができる
レーザー加工機でできることの３つ目は、金属や樹脂素材の表面を浅く彫刻したり、レーザーによって表面の色を変えたりするマーキングです。加工速度によって光の当たる量を調整できるため、黒いマーキングと白いマーキングを使い分けることが可能です。
金属や樹脂素材へのマーキングは、ファイバーレーザーを使うことがほとんどですが、CO2レーザーでも専用のマーキング剤を使用することで金属へのマーキングができるようになります。
各レーザー加工機の違いや加工可能な素材についてはこちらの記事をご覧ください。
レーザー加工機で加工ができる素材はどんなもの？
レーザー加工機の特徴として、加工できる素材の種類が幅広いことが挙げられます。作製イメージとともに素材の種類を見ていきましょう。
1. 木材のカットや彫刻で温かみのあるグッズが作成できる
▼トレー、コースター、キーホルダー
木材は温かみのある素材で、レーザーグッズとしては人気の商材です。彫刻を施すことでオリジナリティや高級感を出すことができます。また、手作業では難しい細かな模様も切り抜く事が可能です。
2. アクリルのカットや彫刻で自由度の高いグッズ作製ができる
▼アクリルスタンド
キーホルダー、スマホスタンド、コースターなど、グッズ展開のしやすいアクリルは、レーザー加工機導入のきっかけになることも多い商材です。カットも彫刻も可能なので、作れる形の自由度が高いのが特長です。
UVプリンターと合わせてできることして、印刷ありのアクリルキーホルダーやアクリルスタンドの製作があります。
UVプリンター×レーザー加工機のグッズ作製については、こちらの動画をご覧ください。
3. レザー（皮革）のカットや彫刻でレザーグッズの作製ができる
▼コインケース、パスケース
レザー商品の作製もレーザー加工機が使用されています。カッティングマシンでは難しい皮革へのカット加工、彫刻加工も非接触のレーザー加工機なら簡単に行えます。また皮革を一から加工するだけでなく既製のレザー商品への彫刻もレーザー加工の定番です。中でも、既製品に名入れを行うことで付加価値を生み出す名入れサービスにはぴったりの商材です。
4. デニムへの彫刻でオリジナリティあふれる一着ができる
▼ジーンズ
5. ゴムへの彫刻でゴム印を一個単位で作製できる
▼ゴム印（はんこ）
ゴム印もレーザー加工機でできる代表的な商材です。インクが乗る部分を残し、それ以外を彫刻することでゴムに凹凸をつけます。大量生産の場合は型を作ってゴムを流し込む方法で作られたりしますが、レーザー加工機を使えば1個からオリジナルのゴム印を製作できるため、小ロット多品種のゴム印作製にはうってつけです。また、持ち手部分のアクリルや木もレーザー加工機でカットできるので、好きなデザインでお作りいただけます。
6. ガラスへの彫刻で既製品に付加価値を付けることができる
▼香水瓶
記念品などに使われることの多いガラス素材にも、彫刻が可能です。プレートやグラス、瓶などに彫刻を施すことで、さらに高級感をアップさせることができます。文字などのシンプルな彫刻はもちろん、写真データを彫刻したものもよく見かけますね。
7. 金属へのマーキングでワンランク上の商品を作ることができる
▼メスティン
最近人気が高まっているキャンプグッズ。金属素材のものが多いので、レーザー加工機によるマーキング加工でオリジナルデザインを施すことができます。他にも、スプーンやフォークなどのカトラリー、はさみなど加工範囲の細い金属にロゴマークや文字を入れるのにもレーザー加工機が活躍します。
8. 2層板のカットや彫刻で簡単に2色のプレートを作製できる
▼サインプレート
その名の通り2枚の板が重なっている2層板。表面を彫刻で削ることによって下の層の色が見えるようになります。これにより、彫刻後に色を塗る作業が必要なく、簡単に2色のデザインを作ることができるのです。2層のおしゃれなネームプレートや表札、室名のサインプレートなどが簡単に作製できます。
ユーロポートでも、無地素材として2層板を取り扱っております。
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レーザー無地素材
2層アクリルヘアライン
■白/黒
■サイズ：300×300mm
■厚み：1.5mm
レーザー加工機を活用してできるビジネスとは？
ここまで見てきた加工方法と素材を合わせて、レーザー加工機をどんなビジネスに活用できるか、事例を見ていきましょう。
1. 名入れサービスで既存商品に特別感を演出できる
名入れサービスとは、彫刻やマーキングを使って既製品に名前を入れるサービスです。ボールペン、箸、パスケース、名刺入れ、グラスなどすでにある商品にひと手間加えることで、オリジナリティや特別感を出すことができます。
名入れサービスは、誕生日、入学式、卒業式、結婚式などイベント時のギフトや、企業のノベルティ作製でも選ばれます。普通の既製品も名前が入ることで特別なギフトになるので、人気のサービスです。
2. オリジナルグッズの作製・販売ができる
キーホルダー、はんこ、ブックカバー、表札など、名入れだけでなくデザインそのものを彫刻したり、カットしたりすることでオリジナルグッズを作製できます。キーホルダーは木、アクリル、革など様々な素材で作ることができますし、カットの形も自由なので作れる物の可能性は無限大です。最近はアクセサリースタンドやモビール、フラワーベースなど、アクリル板をカットして作られるアクリル雑貨も流行っています。
UVプリンターでイラストや写真を印刷し、レーザー加工機でカットして作るアクリルキーホルダーやアクリルスタンドも人気の商材です。
3. アパレル製品のオリジナリティをアップさせることができる
デニムやレザーベルトへの彫刻、キャップやバッグに縫いつけるレザータグへの彫刻など、レーザー加工機はアパレル分野でも活躍します。アクリルや木材を繊細にカットしたパーツのイヤリングやピアスも、近頃よく見かけるようになりました。アイデア次第で、アクセサリー作製にもレーザー加工機を活用できます。
おすすめのレーザー加工機「LS100」
以上、レーザー加工機でできることを、加工方法、素材、ビジネスの3項目からご紹介しました。レーザー加工機が一台あることで扱える、商材の幅広さが伝わりましたでしょうか。
ユーロポートでは様々なレーザー加工機を取り扱っていますが、中でも特にできることが多いのは「LS100」という機械です。LS100はレーザーカッターとしてだけでなく、レーザー彫刻機としての機能にも優れております。
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レーザー加工機
LS100
■最大加工範囲:460×305mm
■メーカー:グラボテック(GRAVOTECH)
卓上サイズでA3サイズの素材を加工でき、プリント＆カットが可能なトンボ読み取り機能も標準装備なので、レーザー加工機としては非常に汎用性の高い一台です。卓上サイズ、汎用性が高いということで、初めてレーザー加工機を導入される方にもおすすめなレーザー加工機です。
LS100についての詳しい情報は下記よりご覧ください。
ユーロポートでは、導入前のご相談から導入後のサポートまで一貫して対応いたします。
導入前の機種検討に役立つ、ユーロポートでしか手に入らない資料も配布中です。ぜひご活用ください。
