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ガーメントプリンターGTXで流行りのフォトTを作ってみた!

今回は、brother(ブラザー)社製のガーメントプリンター『GTX』を使用して、「着るだけでおしゃれになれるって話題☆『フォトT』が今年見逃せないマストアイテム!」と雑誌に載っていたので、わくわくしながらさっそく作ってみました!

イラレを使えないスタッフも絶賛!
ガーメントプリントは初心者でも簡単に導入できるゾ!


女性1

ガーメントプリンターは初心者でも扱いやすい!とよく見かけますが、本当?

女性2

本当です!今回イラストレーター(Adobe illustrator)が全く使えないスタッフがjpgの画像をぺっと用意しただけの簡素なお手軽なTシャツ作成を行いました。

女性3

そんなレベルでいいんですか?!機械が苦手なわたしにも扱えそうな気がします!

印刷工程を侮るなかれ!ガーメント作成手順 7ステップ

1.前処理をするのにはテクニックが必要だ!ムラを出すな!塗布技術を磨け!

ステップ1

ガーメントプリンターはTシャツに直接印刷が可能なのですが、黒色の生地にそのまま印刷すると、インクが沈む(うまく色が出ない)のがネックです。
でも、大丈夫。「前処理剤」という下地を作ってあげることで、色が定着し、洗濯しても色落ちの心配はありません。ポンプで塗布→ローラーでムラなく引き伸ばします。

前処理剤

濃色Tシャツの仕上がりの7割はこの前処理剤で決まるといっても過言ではありません。
少なすぎると、ムラになり、多すぎるとコストがあがります。

大量生産時には個人差がでてしまうので、日に60~100枚作る予定なら、機械での前処理塗工機があると作業効率もクオリティもアップするので、品質のためにもおすすめです!

日に60~100枚作るかも…!という方は、こちらの便利な前処理塗工機(ブリーザー)のページをご覧ください!

    • APM-5000
    • 前処理剤塗工機

      APM-5000

      最大塗布範囲:400×500mm
      前処理剤の塗工と"ならし"をこの1台で。作業性・作業効率を各段にアップ。

2.プレス機で空プレス!!湿気を払ってハイクオリティの品質を目指せ!

ステップ2

早速印刷にいきたいですが、一度、空プレス(カラプレス)を行い、Tシャツに含む細かい湿気を熱を加えることで、蒸発させ、水分がないカラカラな状態を作ります。
そうすることで、インクのノリが良くなります。

    • APM-5000
    • アイロンプレス機

      PN-4634

      最大プレス範囲:460(W)×340(D)mm
      全自動なのでプレスしてる時間も次の準備ができ、作業性も格段にアップできます。

3.中心への位置合わせをしっかり行え!プラテンハンガーは使いやすいから持っとくべし!

ステップ3

いざ、GTXにTシャツをセットしていきます。この時に気になるのが、中心と、デザインの配置合わせ。
上過ぎてもバランスが、、、下過ぎてもシャツinで隠れちゃう、、、しっかり作成後のデザインイメージに沿うように配置しましょう!

4.高さ合わせをスパッと決めろ エラーが出ても指示に合わせて工夫するだけでOK

ステップ4

高さ合わせが難しくてお悩みの方も多いのではないでしょうか。
綺麗な印刷を行うには、なるだけTシャツがヘッドに当たるギリギリの位置にセットするのがベストです!ヘッドがTシャツとぶつかりますというエラーが出たら、0.5㎜ずつダイヤルを回し、プラテンの高さを下げていきましょう。

下げすぎるとエラー音は出ませんが、ギリギリを攻めたほうがきれいな印刷ができます。
Tシャツセット時にたわんでるところがあると、エラーが出るので、しっかりシワは伸ばして固定を行いましょう!

5.画面に表示されるインクコストでランニングコストの把握も簡単!

今回は、濃色Tシャツだったため、白インクをたくさん使ったようです。
ガーメントは白インクが入るととたんにランニングコストがアップするので配色にも注意です!

6.驚きの印刷時間は80秒!

ステップ6

ステップ6_1

デザインにもよりけりですが、印刷時間には驚きを隠せません!
このスピードなら私が作業マンなら、一人が空プレス、一人が印刷で日に100枚は余裕で作成できそうです!

7.印刷後はまだ未乾燥!仕上げプレスで色を定着すべし!

印刷後はインクがまだ乾いておらず、触れてしまうとにじみが発生したり、塗布したインクが取れたりします。200℃の熱をかけることでインクがしっかりと定着し、洗濯しても問題ない製品へと変わります。

完成

ステップ8

完成!

おわりに

「着るだけで男子も女子もおしゃれになれる流行の『フォトT』を作るにはわりと熟練の技が必要な部分もちらほら…!でも、コツさえつかめば印刷はとても速く、ランニングコストも安いので、かんたんに導入できそう!

好きなデザインや頭の中で思い描いているものがカタチになるってやっぱりうれしいですよね!

みなさんも是非、ガーメントプリンターを導入して「着るだけでおしゃれになれるフォトT」を作って独自の流行を世に広めてみてはいかがでしょうか?


今回使用したGTXの特長

GTXバナー画像

  • 段差への印刷に強い!→ポケット付きパーカー、ジッパータイプのパーカーに印刷が可能!
  • 印刷が早い!→A3サイズの印刷の場合 濃色Tシャツ 117秒/淡色Tシャツ 76秒
  • 発色が良い、デフォルト設定でも濃い印刷ができる
  • デザインがクールでかっこいいとビジュアルが人気!

ブラザー社の『GTX』はこんな方にとくに向いています!

  • 日に50枚以上の生産を考えている
  • フルカラー印刷をしたいと考えている
  • グラデーションデザインを作りたい方
  • ジッパータイプのパーカーなど段差ありの印刷を想定している
  • 濃色生地に印刷したい方
  • 素材の通気性を重視したものを作りたい

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