ガーメントプリンターGTXproは、その多機能性と高品質なプリント性能はもちろん、段差のある面のプリントに強いところが他のガーメントプリンターにはない強みです。本当に段差がある箇所にもプリントが可能なのか、この記事ではデニムジーンズのポケット部分にプリントした様子を紹介いたします。
段差のある面のプリントに強いGTXproとは?
ユーロポートでは様々なガーメントプリンターを取り扱っているのですが、その中でもBrotherのガーメントプリンターGTXproは、
印刷スピードが速いことと、鮮やかで精細なプリントが特長です。
そしてプラテン(台座)とプリントヘッドの間の高さ(GAP10mm)があり、専用設計されたプリントヘッドが勢いよくインクを吐出するのでポケットの縫い目やパーカーなどのジッパー上の段差など印刷が難しい凹凸がある部分もきれいに印刷できます。
また、インクがシルクスクリーンのように少し粘度のあるインクのため、印刷後に生地を引っ張っても割れにくいです。
DTF印刷とガーメントプリント(直接印刷)の使い分け
では本当にポケットなどの縫い目の段差部分にムラなくプリントできるのか、ジーンズパンツのポケットの上にデザインがのるように実際に印刷してみましょう!
用意したジーンズパンツは濃色のデニム生地なのでプリント前に前処理加工を行います。前処理剤を塗布することでデニムの表面にインクの受理層ができ、インクがのりやすくなります。前処理加工を終えたらGTXproのユースプラテンの上にセッティングしてデータを専用のソフトでガーメントプリンターGTXproに送りましたら印刷スタートです!
ジーパンのポケット部分から少しはみ出すようなデザインなので位置合わせが大切になります。ポケット部分がちょうど真ん中になるようセットするとうまくいきました。最初にホワイトで印刷し、その上からカラーが印刷され全体の印刷時間は大体1分程でした。
印刷が完了したらプレス機でインクを乾燥・圧着させます。
使用したプレス機はユーロポートオリジナルのダイレクトプリント対応自動プレス機「SATURN(サターン)」です。
下ゴテをジーパンに合うサイズにして、全体に均等に熱が入るようゴムマットをひいてプレスしたら完成です。
ポケットの縫い目にプリントしてみた結果
ガーメントプリンター「GTXpro」でジーンズパンツのポケット部分に印刷してみました。
濃色のデニム生地でもはっきりとした白、赤や黄色、青色が鮮やかにプリントできています。
シルクプリントのような滑らかで均一なインクのりにより、今にもお店に並びそうな仕上がりです。
肝心な段差部分をアップしてみていきましょう。
ジーパンのポケット部分にある縫い目とポケットの入る部分にも問題なくインクがのっています!
段差部分でずれることなく、かすれもありません。
ガーメントプリンターGTXproは縫い目やポケットの段差の上でも印刷できることが分かりました!綿のTシャツよりデニム素材は生地が荒い面もありますが高い密着力により、こすってもインクが落ちることはありません。洗濯や日常の使用にも耐える耐久性もあります。
GTXpro仕上がりまとめ
ジーンズパンツのポケット部分への印刷結果はいかがでしたでしょうか。
縫い目や段差部分にも均一に印刷ができて満足な仕上がりでした!ジーパンだけでなく、パーカーのジッパー部分などの段差にも活用できそうです。
GTXproはTシャツやズボンはもちろん、靴や帽子用のプラテンがオプション品にあるので1台あるだけでウェアプリントの幅がグッと広がります。また、最近話題のDTFプリントにも対応しているのでDTF資材を用意すれば前処理加工をせずとも細かい位置にプリントが可能になります。
直接ダイレクト印刷することでシルクプリントのような美しい仕上がりと高い耐久性を備え、DTF印刷でもっと多用途に対応できるGTXproはプリントビジネスに大活躍すること間違いなしです。
ユーロポートではご購入前の相談から納品、アフターフォローまでサポートしております。
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