知り合いの飲食店より依頼を受け、店内のメニュー表を出力する事に。
依頼されたのは店舗外壁に張り出すB1サイズのメニューポスターと店内テーブルに設置する小型のスタンドメニューの印刷。
納期ギリギリで超ピンチな私を救ってくれたのはラテックスプリンターでした!
HP LATEXプリンターを印刷に選んだ理由
今回HPのラテックスプリンターを選んだ理由は主に3つ。
①インクの安全性が高く、無臭
②速乾なので印刷直後に加工、発送できる
③耐擦過性が優れているので、屋内使用ならラミなしでOK
やっぱり気になる、安全性。
食品を扱う店舗なので、やはり安全性と臭いは気になるところ。テーブル一つ一つに置かれるスタンドメニューの依頼もあったので、極力安全なものでプリントしたいと思いました。
HPのラテックスプリンターで出力した印刷物は有害物質を含みません。
(もちろん印刷時にも有害な物質は発生しませんよ!)
諸外国の安全基準も数々取得しており、病院等のデリケートな環境で使用される印刷物にも推奨される安全性の高いインクを使用しているので、飲食店でも安心です。
とにかく時短!面倒な工程も省きたい・・・
納期が迫っていたので、とにかく面倒で時間のかかる工程を省きたかったんです(笑)
従来のインクジェットプリンターは出力後にインクを乾燥させる必要があります。液体のインクを使用しているので、当然といえば当然ですよね。
そのため必要な乾燥時間を置かずに加工すると、擦れの原因となってしまいます。特に溶剤プリントの場合はメディアを溶かしてインクを定着させているので、印刷したメディアの縮みも発生しやすくなります。
HPのラテックスプリンターであれば、印刷紙ながら同時に乾燥も行ってくれるので、プリントが完了した時点でインクが乾いているため、加工までの乾燥時間が不要になるというわけです。
従来のインクジェットプリントであれば引っかいたり、こすったりするとインクが伸びてしまうので、そういったことを防ぐためにラミネート加工をする必要があります。しかしラテックスインクは耐擦過性にとても優れているため、短期使用の印刷物や屋内で使用する印刷物であれば、ラミネートをしなくても十分なんです。(屋外で長期間使用する場合は、ほかのインクジェットプリンター同様、太陽光や雨等で傷んでしまうのでラミネート加工を推奨しています)。
ラミネートをする必要がなければ、加工する時間も費用も削減できますね。
その飲食店はビル屋内にあるので、外壁用のメニューでもラミネートは不要、さらに時間短縮が可能となりました。
ゆっくりデザイン作成、大急ぎでプリント!!
データはPDF形式のものを用意します。一般的な形式なので、準備しやすいと思います。今回はAdobe illustratorでデザインを作成し、PDF形式で保存したデータを印刷します。
デザインの際に印刷後のカットの目印は付けておきましょう。(トンボ/トリムマーク)
納期間近にも関わらず、ゆっくりデザインを作成できたのも、この後の工程を短縮できたおかげ?
データを完成させたのは発送予定日前日夜でした。
発送日当日、まだ何も印刷していないのですが、ラテックスなら即加工できるので安心です。
専用のソフトからデータをHP Latex365に送れば後は印刷が終わるのを待つだけ。
印刷に使用するメディアの印刷設定(プロファイル)を事前に用意する必要がありますが、本体にいくつも登録しておくことができるので一度登録したものは簡単に設定を呼び起こすことができます。
またプロファイルは受け渡しもできるので、ユーロポートのメディアであれば作成済みのプロファイルを提供させていただけます。
そうして印刷を終えたメディアをすぐにカットし、梱包してその日のうちに発送までできました。
印刷後すぐにカット加工できるのは、やっぱりすごく便利だなあと改めて実感しました。
実際にメニューポスターとスタンドメニューを設置してもらいました。
臭いも気にならず問題なく運用できているとのこと。
飲食店に限らず、ポスター等の出力需要はたくさんあります。
ラテックスプリンターは安全性や納期の短さで競合他社と差をつけたい、効率よく業務をこなして受注できるキャパシティを増やしたいという願いを叶えるプリンターです。
印刷できるメディアはポスターやステッカーといったインクジェット定番品だけでなく、合皮やテキスタイルなど様々です。
インクに発火する成分が含まれていないので、防炎素材のメディアへの印刷にもピッタリです。店舗だけでなく、工事現場などあらゆる場面のサインとして活用できます。
大判プリンタ―を検討される際は、ラテックスプリンターも視野に入れてみてください。