2023年10月17日(火)シルエットシリーズから待望の新モデルCAMEO5(カメオ5)が発売されました。
前機種のCAMEO4(カメオ4)発売から約4年。
あらゆるポイントがパワーアップして登場したカメオ5について、最新情報をお届けいたします。
目次
silhouette summit2023にご招待いただきました
まずはカメオ5の情報が解禁されたsilhouette summit 2023の参加レポートから。
ユーロポート株式会社はカメオ販売代理店の日本代表として、ハワイで行われたsilhouette summit 2023にご招待いただきました!
世界中から販売店やインフルエンサーの方々が参加された英語が飛び交うグローバルな空間に、カメオ担当の私は新鮮な気持ちでいっぱいでした…!
サミットでは、最新機種カメオ5、ポートレート4、キュリオ2の発表がございました。
発表のムービーが流れた瞬間の会場の盛り上がりから、シルエットシリーズが世界中で愛される製品なのだと改めて実感いたしました。
サミットでの発表後はデモンストレーション、新機種のポイントや新ツールの特長、使い方などのレクチャーも受けました。シルエットジャパン様、この度はご招待ありがとうございました!
CAMEO5のパワーアップポイント
それではいよいよCAMEO5の具体的な情報をご紹介していきます。
カット品質の向上
カメオ4は最大カット圧は5kgf(ツール2限定)になり、カット圧が向上したことで硬さのある素材のカットが可能になりました。
さらに大きなポイントと言えば、新しく開発された「IPT機能(インテリジェントパステクノロジー)」。ソフトが自動で最適なカット順序を設定してくれる機能です。
例えば下の図のようなギザギザした形をカットする際、一筆書きでカットするとトゲの部分が刃に引っかかってぐしゃっとしてしまうことがあります。しかしIPT機能を使うと、角に向かって一辺ずつカットされるので、角がピンときれいにカットできます。
この機能により素材のカット時にかかるストレスを軽減し、複雑なデザインのカットや、薄い素材の重ね切りなどが可能になりました。
カット手順が複雑になる分、1回で切る時よりも時間はかかります。
しかしIPT機能はON/OFF切り替えが可能なので、シンプルな形のカットなど機能が不要な場合はOFFにすることで、通常のスピードでカットすることができますよ。
ついに叶った動作音の静音化
機械の駆動方式を変更したことにより、カット時の動作音が大幅に軽減されました。
動作音は約50dBで、静かな事務所と同等の静かさと言われています。
場所や時間を気にせずにご使用いただきやすくなりました。
新ツール登場
カメオ5では、ツール2に「電源ターミナル」が新たに装備されました。
この電源ターミナルにより専用ツールに電力を供給することができ、ツール自体が駆動するようになりました。
新たなサプライ品の「静電マット」と合わせて使用することで、フラットベット式カッティングプロッタで行うようなカットや新しい加工ができます。
ヒートペン(箔押し)
熱で専用の箔を圧着し、紙や合皮素材に箔押し加工ができるツールです。
箔はゴールド/シルバーの2色展開、ペンの太さは1mm /2.5mmの2種類ございます。加工時は箔をマスキングテープで固定する必要があります。
メッセージカードや結婚式の招待状、ショップカードなどに箔押しすれば、高級感がアップしますね。
2023年11月発売予定
エンボスツール(エンボス)
紙に浮き出し模様をつけることができるエンボスツールです。
エンボス(凸面を付ける)加工、デボス(凹面を付ける)加工、どちらも可能です。
オートブレードと同時に使用し、凹凸を付ける前にカットラインを入れることで、よりはっきりとしたエンボスを施すことができます。使用には別途専用のエンボスマットが必要になります。
2023年11月発売予定
ペンホルダー(カリグラフィー)
今までのペンホルダーと比較して、細い直径のボールペンから太い直径のサインペンまで、市販のさまざまな種類のペンをセットでるようになりました。
ペン先の角度を固定することもできるので美しいカリグラフィーを施せます。
2023年12月発売予定
静電マット
静電マットは、素材の表面下に電界を発生させることで素材を定着させる新しいマットです。
この静電吸着により、粘着式のカッティング用台紙を使用することなく素材を正確に所定の位置に固定することができます。
粘着式のカッティング用台紙は、素材によっては剥がす際に破れたり丸まったりすることがありましたが、静電吸着では和紙やトレーシングペーパー等の薄く繊細な素材でも素材を痛めることなくカットすることが可能です。
ブラックのみ2023年11月発売予定、他カラー順次発売
これらの新ツールに加え、カメオ4で使用していたブレードも引き続きご使用いただけます。
使いやすさを追求した充実の機能
標準付属の外付けロールフィーダー
今までは内蔵型だったロールシートフィーダーが外付けになりました。(標準付属品)
従来よりも安定したロールメディアの搬送が可能になり、4.8m までの長尺カットができます。
また、従来は手動のクロスカッターがマシンの背面に装備されていましたが、自動でカットされる機能が搭載され、ロールメディアカット後にメディアを再度ロードする必要もなくなりました。
動かしやすくなった新設計のピンチローラー
レバーを上げて動かす新設計のピンチローラーにより、グリップ力の向上と固定位置の微調整が可能になりました。標準サイズよりわずかに大きい、または小さい素材にも対応できるなど、位置調整が簡単になりました。
これが欲しかった!リピートジョブ機能
マシンのボタンを押すだけで、直前のジョブと同じデザインを繰り返しカットができるリピートジョブ機能が追加されました。ソフトウェア上で再度操作をすることなく、簡単に繰り返しカットを行うことができます。
電源を抜く必要なし!緊急停止ボタン
マシンの電源を切ったり、コードを抜いたりせずともすぐに作業を止めることができる、緊急停止機能が搭載されました。動作中に電源ボタンを押すことで緊急停止します。
豊富なカラーバリエーション
最後に本体カラーのご紹介です。カメオ5は「ホワイト」「マットブラック」「マットピンク」「ビアンコカララ」の4色展開。定番のホワイト/ブラックに加え、カメオ4のピンクよりも落ち着いた印象のマットピンク、初登場のビアンコカララ(大理石柄)が仲間入りしました。
マットピンクとビアンコカララはなんと、家電量販店には並ばないウェブ限定カラーとなっております!
ご自身の好みやお部屋の雰囲気に合わせて、ぴったりな1台をお選びください!
マットピンク: 2024年2月発売予定
ビアンコカララ: 2024年1月発売予定
今回ご紹介した機械
関連商品
同時期に発売となったポートレート4、キュリオ2にも注目です!