グラフテック(GRAPHTECH)株式会社より販売されている中型カッティングプロッター「CE7000-60」。
2020年11月に同社より販売開始された「Shillouette CAMEO4PRO(シルエットカメオ4プロ)」。
同じメーカー、同じ中型カッティングプロッターですが、どのような違いがあるのでしょうか?
今回はユーロポートでもお問合せの多い人気中型カッティングプロッター2機種を比較。
「スペック」「主な特徴」など、様々な角度から違いをお伝えいたします。
目次
今回比較する2機種
スペックの比較
カメオ4プロ | 商品名 | CE7000-60 |
---|---|---|
58,000円 | 販売価格(税別) | 175,000円 |
8.8kg | 重量 | 23kg |
875(W)× 195(D)× 170(H)mm |
外形寸法 | 1,005(W)× 582(D)× 1,092(H)mm |
600mm | 最大カット幅 | 603mm |
3m | 最大カット長 | 50m |
300mm/s | 最大カット速度 | 900mm/s |
210gf | 最大カット圧 | 450gf |
無し | スタンド | オプション品 |
・Windows 10 / 8.1 ・Mac OS X 10.10 以上 |
対応OS | ・Windows 10/8.1/7 ・Mac OS X 10.6 ~ 10.11 / macOS 10.12 ~ 11 (10.6 はGraphtec Studio のみ対応) |
[フィルム] 厚み0.1mm以下 (高輝度反射フィルムを除く) [紙] ケント紙157g/m²、画用紙、ハガキ、スクラップブッキング用紙、インクジェットフォト紙、バジル紙、0.5mm厚紙 [その他] 布、合成皮革 (カット可能な厚みは素材によって異なります。) |
カット可能な素材 | 厚さ0.25mm以下 マーキングフィルム(塩ビ / 蛍光 / 反射)、ポリエステルフィルム(指定条件あり) |
それぞれのマシンで出来ること・得意なことの比較
カメオ4プロの主な特徴
- ・中型カッティングマシンの中では断トツの低価格
- ・サイズ、重量がコンパクト
- ・カット刃の種類が豊富で色々な素材をカット可能
- ・別々の刃を同時に装着できる2ペン仕様
- ・Bluetooth対応でPCから無線でデータ送信可能
- ・タッチパネル式で直感的な操作が可能、初めて使う方でも操作が簡単
- ・ロールストッカーやクロスカット、用紙センサーなど便利な機能が標準装備
■対応ブレード各種
■便利な標準装備機能
CE7000-60の主な特徴
- ・高いカット圧で厚いフィルムなどもカット可能
- ・カメオ4プロと比較して3倍速いカット速度
- ・最長カット対応の長さ 50mまで対応可能
- ・長物のロールシートに対応できるスタンドが装着可能
- ・バーコード機能による異なるデータの連続カットが可能
- ・ミシン目カットやハーフカットなどプロ向けのカット機能も搭載
カメオ4プロ・CE7000-60それぞれのスペックを見比べてみていかがでしたでしょうか。
カメオ4プロは価格も中型サイズの中では断トツにお求めやすく、サイズもコンパクトです。
またカッターの刃に「厚物用」「布用」「ペン」など様々な種類があるので、ケント紙や画用紙などの比較的厚い素材や布、合皮といった特殊な素材もカット出来ます。
2ペン仕様によりペンを取り換える作業が効率化される事に加え、ペン書きからのカットや部分的に異なるカットが出来るのも大きな特長です。
一方CE7000-60はカッティングプロッターとしての基本スペックが高く、カット速度やカット圧などの性能が優れています。
長物カットや連続でのカットを行う際でもカット精度が非常に良いのが特長です。
またスタンドがつけられるようになっており、最大50mの非常に長いカットに対応できるようになっています。
2機種を比較してみて
小型カッティングマシンカメオ4のシリーズ商品であるカメオ4プロ。カメオシリーズ共通のシンプルでコンパクトな見た目ながら、様々な素材のカッティングが可能です。
ホビー利用をメインに、ビジネス利用も視野に入れている方にピッタリの一台です。
逆にCE7000-60はカット圧やカットスピードなど、カッティングに欠かせないスペックが優れています。 精度の高いカットや連続したカット、長物のカット等に十分な機能を備えているため、安定したクオリティでの生産が可能です。
カッティングマシンを主にビジネスで利用するプロ向けの一台です。
機械を購入する際には価格だけでなく性能や特徴を把握しておくことが大切です。
使用頻度、求めるカットの精度、作りたい物などを基準に、より目的に合った機械選びをしましょう!