今回は溶剤インクジェットプリンター「VG3-540」を導入していただいた合同会社小松装飾様の八重樫様に導入インタビューを行いました。機械を導入しようと思った経緯や導入までの流れについてお話を伺いました。
‐合同会社小松装飾とは‐
小松装飾様はイベントや式典の会場設営を行っている会社です。
ステージやバックパネルを製作したり、入学式や卒業式の看板、神事の式次第などの製作も取り扱っています。室内外問わずさまざまなイベントの会場設営、装飾から撤去までを行います。
~お客様にご提案できる商品を増やしていきたいです~
導入のきっかけを教えてください
もともと学校の入学式や卒業式で校舎の入り口に立っているような立て看板や、神社の案内板のような白い紙に文字が入っているだけのシンプルなものをメインで製作していました。
また、ある神社からは定期的にポスターの発注が入っていたので、鮮やかな写真のあるポスターも製作していました。
それらの発注を、これまでは水性のインクジェットプリンター1台で対応していたんですけど、10年以上使用していたということもあり、鮮やかさが綺麗に表現できなかったり、調子が悪くなっています。
そろそろ新しいものに替えたいなと思っていました。
溶剤インクジェットプリンターVG3-540を選んだ理由は何でしょうか?
まず1つは、カット&プリント機ということです。
以前、ユーロポートさんに伺ったときに、印刷したステッカー紙を機械が何枚も切り出している様子を見て、印刷機でカットも同時にできる機械がすごく印象に残っていました。
VG3-540を導入する前にカッティングマシンを購入しており、プリントとカットをそれぞれ別の機械で行うと、印刷したデザインに対してカットの位置がうまく合わないことがあったので、多色で印刷したものを同じ機械でそのままカットしたいと思っていました。
あとはポスターの発注があるので、写真を綺麗に発色できるものを使いたいと思い、複数機種の比較検討をしていました。
最終的な決め手はどういったところでしょうか?
決め手になったのは操作性です。
VG3-540で使用するソフトウェアが視覚的にわかりやすく、直感的に使いやすそうだと感じました。イラストレーターで作成したデザインをすぐに印刷できる使い勝手の良さも魅力的でした。
今後の活用方法について教えてください
モノクロの文字だけの印刷物の発注は引き続きたくさんいただいていますし、今まで使ったことのないメディアもやってみようかなと思っています。
ターポリンで「○○フェスティバル」みたいな大きいバナーを作ったり、コットンメディアのテーブルクロスの製作もいくつか行ったりして、新しいものもちょこちょこ出しています。
導入後の成果はいかがでしょうか?
製作できるものの数と種類が増えてきたなという実感はあります。
コロナ禍が明けたこともあり、その時期と比べて3倍くらいの売り上げがでています。
VG3-540を導入していなければ今の仕事量に対応できていませんでした。ただ、もっといろんな種類の仕事をして稼働させていきたいですね。
ユーロポートに相談いただいたご経緯を教えてください
溶剤インクジェットプリンターを導入するにあたって、自分でメーカーから直接購入するには知識が全然足りませんでした。以前知人の紹介でユーロポートでカッティングマシンを購入していたこともあり、詳しい方に相談したかったので営業担当の方に相談しました。
「こういうことがやりたい」というアバウトな相談でも、いろいろと調べてとても親切に対応していただきました。
その営業さんの助けがなければ導入できていなかったくらい、いろいろとフォローいただきました。(笑)
ユーロポートで購入してよかったと感じる点はなんですか?
営業担当の方が、すごくこまめにメールや電話で相談にのってくださいました。
導入後もメディアやインクの相談から、「アイロンプリントがしたいからサンプルを何枚か送ってください」とか「ターポリンを実際に見たいから送ってください」「ラミネートありますか?」など、細々としたお願いにも丁寧にご対応いただき、だいぶ助かりました。
自分で調べるより営業さんに聞いた方が早いので、直接電話することの方が多かったです。
今後の展望などがあればお聞かせください
印刷できるメディアを増やし、お客様にご提案できる商品を増やしていきたいです。
のぼりの発注も来たりするんですけど、そういうものは外注に出しちゃっていたので自分でできるといいですね。今、外注でやっているものを内製化すれば、営業でもいろんな対応を提案できるようになります。
イベント業って同じ仕事がないんです。
初めてのものをいかに作るかで来年の発注につながったりするので、いろんなものに挑戦したいです。
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