スポーツチームやイベントで需要のあるオリジナルユニフォーム。デザイン性はもちろん、耐久性や着心地も両立したウェアを作製したいですよね。そんな理想を叶えるのが昇華転写プリントです。細部まで鮮やかに表現できるこの技術は、スポーツウェアやグッズ制作に最適です。
この記事では昇華転写プリントの魅力や活用例、さらにおすすめのプリンター機種までご紹介します!
目次
昇華転写で作るオリジナルユニフォームの魅力
昇華転写は熱転写技術を使用してインクを直接浸透させる方法です。
細部まで鮮やかな色合いを再現でき、写真やグラデーションといった複雑なデザインも美しく表現することができます。
生地に染料が浸透するため、プリント部分が硬くならず、快適な着心地が保たれます。
昇華転写はポリエステルに100%、またはポリエステルコーティングが施されている生地や陶器、金属、ガラスなどにフルカラー転写できるプリント方法です。
ポリエステル素材は軽量で速乾性に優れていることからも、ユニフォームをはじめとするスポーツウェアに適した技術と言えます。
スポーツウェアに昇華転写が最適な理由
昇華転写と他のプリント方法を比較すると、その耐久性が大きな強みです。先述したようにインクが生地の内部に浸透するため、繰り返し洗濯しても色落ちしにくく、日常的に使用するユニフォームには最適です。
また、フルカラーで細部までデザインを忠実に再現できるため、ブランドカラーやチームカラーを正確に表現できます。
一貫した品質を保ちながら、オリジナリティ溢れるユニフォーム作製を実現することができるのです。
スポーツグッズに適した昇華転写プリンターとは?
スポーツグッズの作製を行いたいという方におすすめの昇華転写プリンターはエプソン製の「SC-F6450」という機種です。最大1,112mm幅まで印刷可能で、高品質な大判印刷を実現できます。
操作性にも優れていて、直感的なタッチパネル操作や簡単な設定により初心者の方でも簡単に操作できるよう設計されています。新たに内製を始めたいという方にピッタリのエントリーモデルです。
すでに昇華転写プリントを行っているという方には最大幅1,615mmの上位機種「SC-F9550」もおすすめです。
生産性を高める輪転機
昇華転写プリントは、プリンターで印刷した転写紙をプレス機でポリエステル素材に圧着することで転写できます。
そのため平型プレス機では作業工程が多くなり、大ロットに対応するのはとても大変です。
しかし、「輪転機」と呼ばれるドラム式熱転写機を活用すれば昇華転写でも効率的に大量生産が可能になります。
この「輪転機」を使えばロール状の生地が繋がったまま連続で熱転写ができるのです。
大判生地への昇華転写に輪転機の導入をおすすめする理由はこちらの記事で紹介しています。
ユニフォーム以外のおすすめ活用例
昇華転写プリントはポリエステル素材にプリントできる技術のため、ユニフォームだけではなくマフラータオル、バッグ、クッションカバー、さらには横断幕や応援旗など多様なアイテムをオリジナルデザインで作製可能です。
これらのグッズは観戦グッズや記念品としても人気があり、ユニフォームとお揃いのデザインでグッズを展開することでチームとしての統一感も演出しながら収益を上げることができます。
スポーツアパレルには昇華転写プリンター
昇華転写プリントは、スポーツウェアの作製において優れた耐久性と、デザインの自由度を両立できる最適なプリント方法です。ウェアの他にもタオルやバッグなど、グッズを展開してビジネスの幅を広げることもできます。
特にエプソン製の「SC-F6450」はウェアなどの大判印刷が可能なサイズと初めて導入する方でも扱いやすい設計が魅力の機械です。
ユーロポートではこのほかにも多様なメーカー・機種を取り扱っています。デモンストレーションやサンプル作成も無料で行っているので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
今回紹介した機械
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