こちらの記事では、アイロンシートの仕組みや使用例、アイロンシートを使ううえで知っておいていただきたいメリットとデメリットについてご案内します。
アイロンシートとは
アイロンシートとは熱と圧力を加えることによって、様々なものに圧着できるシートのことです。 手軽に使えるため、自作のアイテム作りにも人気があります。
アイロンシートの仕組み解説
一般的には、透明フィルム、カラー層、そしてホットメルト層の3層で構成されています。 ホットメルト層は熱によって溶け、冷えると再び固まる性質があります。
そのため、シートにアイロンで熱を加え、冷えるのを待つと、作ったデザインがしっかりと貼り付けられます。 一度貼り付けると、洗濯をしても落ちにくい特性もあります。
シートの構造や採用しているフィルムはメーカーによって細かな違いがありますが、
こうした熱転写の仕組みはどのアイロンシートでも共通です。
作業自体もとても簡単で、一般的には20~30秒程度で熱転写が終了します。
アイロンシートを生地に圧着する方法
準備するもの
ユーロポートではこれらの製品は全て一括で購入することができます。(詳細はページ最下部より)
作り方
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①アイロンシートを透明フィルムを下にしてカッティングマシンにセットします。
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②データをミラー反転(左右反転)にして、機械に送信します。その後カットします。
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③カットが完了したら不要部分を取り除く「カス取り」をする。(カス取りエア抜きペンやアートナイフなどの作業道具があると便利です!)
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④アイロンシートを貼りたい生地素材の貼りたい生地に「位置合わせ」を行います。
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⑤生地→アイロンシート→シリコンペーパーの順になるようにし、家庭用アイロン/アイロンプレス機を使って圧着していきます。
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⑥完成です。
- もっと詳しいやり方はこちら「家庭用アイロンを使ったアイロンプリント方法 | Tシャツ作成講座」で紹介しています。
アイロンシートの使用例
アイロンシートはさまざまな場面で使用されています。
代表的な使用例を以下にご紹介します。
オリジナルTシャツ
アイロンシートは生地に熱転写でき、オリジナルTシャツのプリントに使用されます。少量のTシャツ生産では専門業者に依頼するよりも低コストで自分でプリントできます。
トートバッグ
布生地にもアイロンシートで熱転写が可能であり、キャンバス生地のトートバッグなどにも使用されます。
ブルゾン
撥水やナイロン生地に圧着できるアイロンシートも存在し、スポーツチームのオリジナルジャケット制作などに活用されています。
アイロンシートの良いところと注意点
アイロンシートを使用する場合はあらかじめメリットとデメリットを把握しておきましょう。
メリット
アイロンシートは生地への転写が簡単です。
そのため、多くの人が自分でオリジナルTシャツを作るのに活用してます。
通常、オリジナルTシャツを業者に頼むと、数が一定以上必要ですが、通常、オリジナルTシャツを業者に頼むと、数が一定以上必要ですが、デザインやプリントの位置などの自由度が高まります。
プリントの自由度が高い点もメリットです。それに、毎回違うデザインや場所にプリントしても大丈夫です。楽しみながら、自分だけのTシャツを作れる点がメリットです。
デメリット
注意点としては、全ての生地がアイロンシートの熱転写に適しているわけではないということです。
生地によっては、プリントがはがれてしまう、そもそも圧着できないといったトラブルが考えられます。
またアイロンシートにも「品質」があります。あまりにも安いものはアイロンシートの失敗の原因を作りやすいかもしれません。
最後に
アイロンシートの仕組みや使用例、アイロンシートを使ううえで知っておいていただきたいメリットとデメリットへの理解は深まりましたか?
ユーロポートで取り扱っているアイロンシートは、様々なグレード、豊富な種類、豊富なカラーのラインナップを取扱っており、リピーターがとても多いです。その数、年間600万もの売上を誇っています。皆さまも、ぜひお好みのアイロンシートでオリジナルグッズを作成してみてください!
使用した機械・材料
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