シルエットカメオ5&ポートレート4のオプション品、静電マット。発売開始からじわじわとその良さが広がり、使用した方からは「カッティングマシン界の革命」「カス取りが楽すぎる」とのお声をいただいております。
しかしまだまだ静電マットの存在を知らない方が多いのも事実。
もっと皆様に凄さを知ってほしい!もっと作業が楽になることを知ってほしい!ということで、こちらの記事では静電マットの凄さや何が吸着できるかなどをご紹介していきます!
静電マットってどんなマット?
そもそも静電マットとはどんなマットなのか、簡単にご説明いたします。
今までカッティングマシンに挿入する素材は、粘着マット(カッティング用台紙)に固定していました。静電マットでは、粘着の代わりに静電気で素材を固定します。静電気で固定することでのメリットは主に3つです。
ポイント01 撫でるだけでカス取り完了
一番ご好評の声をいただいているのがこの「カス取り問題」。
粘着マットでは、カット後のパーツを一枚一枚マットから剥がす必要がありました。パーツの数が多いほど、細かいほど、とにかくカス取りが大変です。剥がす際にパーツを折ってしまう…なんてこともありました。
その点、静電マットは保護シートごと持ち上げて撫でるだけ!
全パーツを一気にマットから剥がすことができます。手で優しく撫でるだけなので、パーツを折ってしまうこともありません。
ポイント02 素材を傷めない
粘着を使用しないことで素材を痛めにくいのも嬉しいポイント。
トレーシングペーパーや和紙などの繊細な紙素材は、粘着マットから剥がす際に破れてしまうことがありました。逆に画用紙など少し硬さのある素材は、マットから剥がすために持ち上げてめくることで丸まってしまうなんてことも。
静電マットなら、もうどちらの心配もいりません!
ポイント03 マットが消耗しにくい
粘着マットに素材を貼り付けていると、だんだん粘着が弱まってきます。
するとカット中に素材が浮いてしまい、きれいにカットができません。粘着マットは1枚3,500円(税込)以上しますから、消耗品とはいえ頻繁に変えるのはなかなか大変です。
その点静電マットは粘着が弱まる、なんてことが無いので、一度購入すれば長く使うことができます。表面の保護シートは消耗品ですが、深く切ってしまわない限りそのまま使えるので、粘着マットよりは交換頻度が少なくて済みます。お値段も1,320円(税込)とお手頃価格です。
2024年11月現在の価格です。
静電マットの使い方(カメオ5の場合)
ここからは実際に静電マットの使用方法を見ていきましょう。
ポートレート4対応の静電マットもありますが、今回はカメオ5対応静電マットで装着方法をご案内します。
カメオ5本体への取り付け方
カメオ5本体を裏返します。
南京錠のマークに沿って、左右2か所のロックを解除します。
手前のパーツをスライドして外します。
カメオ5を平面に置き、凹みに合わせて静電マットを押し込みます。
カチッと音がなればOKです。
静電マットの左上にあるラインに沿って保護シートを敷き、セット完了です。
カットの仕方
保護シートと同じく、左上のラインに沿って素材を置きます。
静電マットのボタンを1回押して、電源を入れます。
静電気が発生するので、素材の下の空気を抜くようにマットに貼りつけます。
手前の段差部分を持ち、機械に向かってスライドさせます。
本体のマット挿入ボタン(上向きの矢印)を押します。
通常通りデータを送れば、カットが開始されます。
カット後のカス取り方法
カットが完了したら、マット排出ボタンを押します。
段差部分を持ち、マットを手前に引き出します。
静電マットのボタンを1回押して、電源を切ります。
カットした素材を剥がします。
細かいパーツは、保護シートごと持ち上げ、撫でるようにして剥がします。
静電マットでカメオ5をもっと楽しむ!
静電マットの凄さは伝わりましたでしょうか。ユーロポートでは今後、どんな素材が固定できるか検証も行っていく予定です。
検証結果はSNSやコンテンツ記事にて紹介してまいりますので、お楽しみに!
対象素材について
・メーカー保証範囲は0.2mm以下となります。
・素材によっては上記数値内であっても固定できない場合がございます。