皆さんはプラ板をご存知でしょうか?
100円ショップで手軽に買うことができるので中には子どもの頃に遊んだという人もいるかもしれないですね。ここ最近だとプラ板でハンドメイドアクセサリーを作ることも流行ってますね。
ただ、プラ板を作るときに気になるのがカットのやりにくさ。
折角良いデザインを思いついたのに上手く切れなくてカットラインがガタガタ・・・なんて嫌ですよね。
そんな時に便利なのがキレイ・簡単・短時間で素材をカットしてくれるカッティングマシン。
皆さんはご存知でしょうか?
目次
カッティングマシンって何?
カッティングマシンとは、自分で作成した文字やデザインのデータをペン型カッターでカットすることのできる機械です。
お店の看板やウィンドウディスプレイなどに貼ってあるステッカーシート、Tシャツなどに貼るアイロンシートなど、カッティングマシンが1台あれば様々なものを作ることができます。
そんなカッティングマシンですが、実はプラ板のカットが可能です!
手作業では切りにくいプラ板もカッティングマシンを使えば簡単・短時間でいつも以上にレベルの高いプラ板アクセサリーを作れちゃいますよ。
今回はブラザーのカッティングマシン「ScanNCut(スキャンカット) CM300」を使用して作っていきます。
CM300は手書きイラストや印刷物をパソコン無しでそのままスキャンし、カットすることが可能なのでパソコンが苦手な方でも扱えるカッティングマシンです。
スキャンカットでレベル高なプラ板アクセサリー作り
使用する素材
・プラ板
・マニキュア
・レジン液
データの準備
まずはデータを用意。プラ板によって縮み率が変わりますのでプラ板に明記された縮み率を確認してください。今回1/3だったので12cm幅にしました。
データはillustratorで作りました。ピアスにするので上に金具をつけるための穴を開けてます。
今回はillustratorでデータを作りましたが、スキャンカットにはスキャンしてカットする機能もあるのでそちらを使ってカットすることもできますよ。
作ったデータをsvg形式で書き出して保存します。
次にillustratorで作ったデータを専用ソフトのキャンバスワークスペースに送ります。
こちらのソフトはダウンロード版とブラウザ版の二つあるのですが、なんとどちらも無料で使うことができます!WindowsでもMacでも使えるのでとても便利ですね。
このままUSBメモリに保存し、分かりやすいようにファイル名を入れておきましょう。
スキャンカットでカットしよう
スキャンカットを用意します。
厚いもの、硬いものを切るときはマステなどで動かないようにがっちり台紙に固定してください。
まずはテストカットをします。
テストカットで問題がなければ本番のカットをします。
きれいにカットできました!
もしカット出来ていない部分があっても刃の跡がついていれば簡単に手で抜けます。
ハサミでは中までくり抜くのは難しいけれど、スキャンカットなら余裕です。
プラ板を焼いてみよう
カットが終わったらプラ板をオーブントースターで焼きます。
焼く際はこのようにアルミホイルをくしゃくしゃにしてから伸ばしてください。
オーブントースターにアルミホイルを入れ、その上にプラ板を乗せます。
オーブントースターは500Wで数10秒焼きます。目を離さずにのぞいててくださいね。
温度が上がりすぎると一気に縮んで失敗しますので1回ごとに秒数設定したほうが良いと思います。
縮んでまっすぐになり変化が見られなくなったらすぐにアルミホイルから取り出して、 熱いうちにツルツルの重いもので挟みます。シリコンペーパーで挟むと綺麗に仕上がります。
こちらが重いもので挟んだ後のものになります。歪みがなくきれいにできました。
ちなみに焼いたことでこんなに縮みました。測ってみたら幅4cmだったのでちょうど1/3。厚さは3倍です。
仕上げ
そろそろ仕上げになります。では、色をつけていきましょう。
今回はマニキュアで塗りますが、焼いた後ならアクリル絵の具や油性ペン、ポスカもいいですね。
パステルとかは焼く前に色を付けます。
裏から塗りました。
まだピアスを付けていない状態ですが完成しました!
また、この上からレジンを塗るとクオリティがアップしますよ。
以上、スキャンカットを使って作るプラ板アクセサリーでした。
今回はスキャンカットでプラ板をカットしましたが、他にもスキャンカットはステッカーやTシャツプリント用のアイロンシートはもちろん、布や厚めの紙・フェルト・革・ウレタンフォームなど様々な素材をカットすることができます。
スキャンカットCM300より機能性アップ!スキャンカットDX
今回紹介したスキャンカットCM300は厚さ1mmまでの素材のみカットできるのですが、もう少し厚い素材もカットしたい!と思うこともあるでしょう。
そんな方におススメのカッティングマシン、スキャンカットハイスペックモデルのスキャンカットDXシリーズ「SDX1000」と「SDX1010EP」をご紹介します!
どちらも厚さ3mmまでの素材がカットでき、CM300よりもカットできる素材の幅が広がります。
また、この2つの機種に違いはあるのか?という点ですが、性能での違いありません。しかし、SDX1010EPはSDX1000より内蔵模様やフォントが多く、ユーロポート限定の5,100円相当の付属品がついてきますよ。
今回使用した機械
カッティングマシンを比較したい!
また、ユーロポートではスキャンカット以外にも様々な種類のカッティングマシンを取り扱っています。
「カッティングマシンが気になってきたけど自分に合うマシンが分からない」という方はこちらの記事がオススメです。きっとあなたにピッタリのカッティングマシンが見つかるはず!