企業イベントや社内行事などでよく見かける、企業ロゴ入りのTシャツやユニフォーム。
多くの企業は、外注で制作するか、大型のプリント機械を導入して自社生産するなどの方法を採用しています。
しかし、「Tシャツくん」を使うことで、意外と簡単にオリジナルのロゴ入りグッズを作ることができます!
今回は、企業ロゴやキャラクターのイラストを使用して、オリジナルの長袖Tシャツを作る方法をご紹介します。
企業ロゴ入りグッズの魅力とは
はじめに、企業ロゴやイラストが入ったグッズの魅力についてご紹介します。
- 企業の認知度向上: 普段から身につけ、使用することで、周囲の人々に企業名やロゴを自然にアピールできる。
- コミュニティ意識の強化: 社員やファンが同じグッズを持つことで、所属感や一体感が生まれる。
- プロモーション効果: グッズを通じて企業のメッセージや価値観を広めることができる。
- 幅広いグッズの展開:ロゴやイラストを活用した多様な商品(Tシャツ、バッグ、タオル、ノベルティなど)が展開可能。
- ファンの獲得: ブランドに対する愛着を深めることで、顧客やファンのロイヤリティを高める。
実際に、昨年ユーロポートが開催したワークショップでは、企業マスコットやロゴをTシャツにプリントしていただきました!
こちらは、株式会社つくし工房様のマスコットキャラクター「つくし坊や」がプリントされたTシャツとバッグです。
Tシャツくんワークショップについて興味をお持ちの方は、こちらの記事をチェックしてみてください!
シルクスクリーンプリントができる 「Tシャツくん」
「Tシャツくん」は、専用の工房や広い作業スペースが不要なため、おうちやオフィスなどの省スペースで手軽にシルクスクリーンプリントを楽しめる製版機です。
その最大の特長は、初心者でも簡単に使える、扱いやすい操作性!プリントに必要な道具は全て揃っているので、届いたらすぐに使用することができます。
シルクスクリーンプリントとは、細かいメッシュ状の版(スクリーン)に穴をつくり、そこにインクを擦りつけることで、素材にインクを定着させる印刷手法です。Tシャツくんは、Tシャツなど衣服をはじめ、バッグやポーチ、紙などさまざまな素材にプリントすることができます。
そこで、今回はこのTシャツくんを使って、企業ロゴや会社マスコットを長袖Tシャツにプリントしてみたいと思います!
製版の準備
作製手順
まずは、原稿を準備します。 今回はハンバーガー屋さんをイメージしたロゴ、マスコットのイラストを使用します!
スクリーンをフレームに張る作業を行います。
Tシャツくんのフレームは4つのネジによって簡単にスクリーンが張れるようになっています。
袋をスクリーンから取り出したら、2つのフレームの間にスクリーンを挟んでネジを挿し、しっかりと閉めていきます。
ひっくり返してスクリーンを叩いてみたときに、ぽんぽんと太鼓のような音が鳴ったらOKです!
注意点として、スクリーンに光が当たってしまうとこのあと行う露光作業に影響するため、マットを乗せて光が当たらないようにしてください。
裏面に糊をつけた原稿を貼ったら、露光の準備は終わりです!
露光
「露光」とは、版に光を当ててフィルムの紫色の部分を固める作業のことです。このとき、原稿の黒い部分は光を通さないため、その部分だけ固まらずに残ります。その後、水で洗い流すことで、インクが通る穴ができ、最終的にその部分にインクがのる仕組みになっています。
フレームにスクリーンと原稿をセットしたら、Tシャツくんミドルで露光します。
必要な作業は、時間を設定してボタンを押すだけ!
Tシャツくんが約3~4分で「ピーッ」という音で露光完了をお知らせしてくれます。
版の完成
版を機械から取り出して、フレームを取り出し、マットと原稿を外します。この時点ではイラストは全く見えません。水を含ませた付属のブラシで両面をこすります。
すると、光を通さなかった部分が水に溶けて、イラストが浮かび上がってきました!
このままイラストが完全に出てくるまで、ブラシでこすります。 イラストがすべて出てきたら、ティッシュなどで水を拭き取り、ドライヤーで版を乾燥させて版の完成です!
プリント作業
いよいよプリント作業に入ります!プリントしたい素材を用意し、版をセットしたら、ついに刷っていきます。
どきどきの瞬間…!
ユーロポートオリジナルハンバーガー長袖Tシャツの完成です! 大体30分程で作ることが出来ました。
最後に
「Tシャツくん」を使って簡単にオリジナルグッズを作ることができました! 社内で企業ロゴ入りグッズを作ったり、イベントでそれぞれ自分の好きなデザインのグッズを作ったりするのも楽しそうですね。
Tシャツくんを使用することで、Tシャツやバッグなどの衣類はもちろん、名刺、タオル、ポストカードなどのノベルティまで、幅広いアイテムを作成できます。
最後に、今回使用した Tシャツくんミドル は、最大プリントサイズが 約220×220mm。Tシャツやトートバッグなどにプリントするのにぴったりです。また、Tシャツくんは以下2つのモデルもあります。
- Tシャツくんジュニア:ミドルより小さいサイズで、ワンポイントやミニポーチなどのプリントに最適。
- Tシャツくんワイド:ミドルより大きいサイズで、LサイズのTシャツや大きめのトレーナーにも対応。
ぜひ、用途や目的に合わせて、最適なモデルを選んでみてください!