Tシャツやバッグにオリジナルデザインを入れる「プリントビジネス」をなるべく「低価格」で始めたい…。そんな方に最適なプリント機材が「Tシャツくんワイド」です。
また、Tシャツくんワイドは下記のようなグッズ作成をお考えの方にもおすすめです!
- ウェアプリントビジネス初心者の方
- ものづくりやアパレルが好きな方
- 1日に10枚~50枚程度の作成を想定している方
- ものづくりを楽しみながらひとつひとつ丁寧に作成していきたいとお考えの方
今回は小ロットのグッズ作成を内製化したい方へ、外注と内製の費用比較や、Tシャツくんワイドの魅力についてご紹介いたします。
目次
シルクプリントとは?
オリジナルグッズビジネスといってもさまざまな手法がございます。
今回ご紹介するのは「シルクプリント」と呼ばれるものです。
シルクプリントとは、網戸のようなメッシュ素材(専門用語では「スクリーン」)にデザインの孔をあけ、インクをのせてスキージで刷るとプリントができる印刷手法です。
この手法は「同じデザインを何枚もつくる場合」にコストが抑えられるので古くからありながら今も人気なプリント手法です。
外注と内製の比較シミュレーションをしてみましょう!
さて、そんなシルクプリントですが数枚の場合は外注が安いという場合もあります。
簡単に外注シミュレーションで外注すべきか、内製すべきかを見ていきましょう!
20枚の場合 一回の受注で 約1万6010円お得! |
30枚の場合 一回の受注で 約2万510円お得! |
50枚の場合 一回の受注で 約2万6000円お得! |
|
---|---|---|---|
Tシャツくん ワイド |
6,990円 @349 【内訳】版代:990円 @50 アイテム代:6,000円 @300 |
9,990円 @333 【内訳】版代:990円 @33 アイテム代:9,000円 @300 |
15,990円 @319 【内訳】版代:990円 @20 アイテム代:15,000円 @300 |
外注(某R社) |
23,000円 @1,150 【内訳】版代:8,800円 @440 アイテム&加工代: 14,200円 @710 |
30,500円 @1,016 【内訳】版代:8,800円 @293 アイテム&加工代: 21,700円 @723 |
42,515円 @850 【内訳】版代:8,800円 @176 アイテム&加工代: 33,715円 @674 |
内製 | 項目 | 外注 | ||
---|---|---|---|---|
外注に比べ大幅に安く済む | ◎ | コスト | × | 内製に比べ3倍ほど高くつく |
好きな素材・位置・カラー・デザインで作れる/修正もスムーズに対応できる | ◎ | デザイン | × | カラーの制限やプリント位置の 制限がある |
短納期にも調節して対応できる (即日仕上がりもOK ) |
◎ | スピード | × | 発注から一週間程度はかかる |
受注生産にすると在庫のリスクはなし | ○ | 在庫管理 | × | 在庫として残るリスクがある |
技術やノウハウが蓄積されて資産になる ワークショップなどで集客や繋がりができる |
○ | 人材 | × | 技術やノウハウは蓄積されない |
慣れないと作成に 時間がかかる場合がある |
△ | 作業時間 | ◎ | オンラインで購入すると完結する |
作業スペースが必要 | × | スペース | ○ | 作業が不要なのでスペースは不要 |
内製のほうが時間や作業スペースが必要になりますが、断然お得でした。
では、本題の「初心者の方ができるだけ低価格でオリジナルプリントビジネスを始める」という観点から考えると、今回オススメするのは、エントリーモデルとして最適な「Tシャツくんワイド」です!
なぜ初心者におすすめなのかというと……
- ①初期費用がかなり安い 印刷機+製版機 合わせて本体約16万円 (プレス機は除く)
- ②使いやすい設計なので誰でもかんたんに制作ができる
- ③省スペースではじめられる 長机1個分程度あればOK
- ④ワイドは大きなサイズに対応!TシャツのLサイズにも最適!
では、さっそくTシャツくんについてご紹介していきます。
Tシャツくんシリーズとは?
そもそもTシャツくんとは、シルクプリントの版を作ることができる「製版機」です。
あらかじめ紫外線の光が当たる固まる、特殊な薬品が塗られたスクリーン(感光乳剤)を使用して版を作成していきます。
シリーズ一覧
シルクスクリーン製版機Tシャツくんは、3つのシリーズがあります。
-
Tシャツくんジュニア
1番コンパクト!
ウェアの袖やロゴ入れなど、ワンポイントプリントに便利。 -
Tシャツくんミドル
定番モデル。
趣味、ご家庭での利用におすすめ。 -
Tシャツくんワイド
1番サイズの大きいモデルです。
大きめのデザインの製版にオススメ。
ビジネス利用なら「Tシャツくんワイド」
ビジネスをお考えの場合は、Tシャツくんシリーズの中でもTシャツくんワイドがおすすめです!
Tシャツくんワイドは「ワイド製版機」「ワイド印刷機LL」の2つで構成されています。
ワイド製版機はシルクプリントの「版」をつくる部分、ワイド印刷機LLは安定してプリントできる作業台です。
Tシャツくんワイドがオススメな4つの理由
①初期費用が安い
Tシャツくんワイドの導入費用は、「印刷機+製版機」を合わせて約16万円 (プレス機は除く)。
本格的なシルクスクリーンデジタル製版機の市場価格は、安くても100万円ほど。それに比べると、Tシャツくんワイド約7.5万円という価格は、とてもリーズナブルです!
価格の違いは「製版の工程」にあります。
本格的なシルクスクリーンデジタル製版機は約1分程度で製版が作成できますが、それに対してTシャツくんシリーズは、露光して版を作成する必要があるため、版の作成に10分程度は必要です。
つまり、版の作成に若干時間がかかるということですね。
版を作成するスピードに差はあるものの、アパレル・オリジナルグッズを月に100枚程度の作成を検討している方には最適なモデルと言えます。
②ワイド印刷機LLで、生産性&クオリティが上がる!
-
ワイド製版機を購入する場合は、印刷機LLとセットで購入しましょう!
セットで使用することで”格段に”生産性とクオリティがぐっと上がるからです。プリントTシャツを作る際には、位置合わせがとても重要になります。Tシャツにきれいにまっすぐ平行にプリントするのは初心者だと、かなりコツがいります。
そのため印刷機LLがあると、ガイド付きで位置合わせがしやすい作業台や、必要なものが全て揃っており、スターターキットとして優秀です。
必ず一緒に使うことをおすすめします。 -
③省スペースで始められる
ビジネスを始めたいけど、オフィスや工房がないと始められないと考えてはいませんか?
Tシャツくんワイドであれば、小さなスペースでオリジナルグッズビジネスが始められます。
お店や自宅の一角を作業スペースにするなど、省スペースで作成できます!
インクを洗う作業があるので、水道などが近くにある方が好ましいです。
④大きなデザインにも対応
-
ここでいう”大きなデザイン”とは、LサイズのTシャツ作成を想定しています。
作成したいものにもよりますが、シルクは濃くはっきりとした色が出るので大きめのプリントがよく映えます。
ワイド製版機で作成できる推奨デザインは220×360mmです。また、付属品の購入で他サイズの製版も可能です。
-
Tシャツくんワイド製版機の特長について
製版時間はかんたん設定ができるタイマー式
炊飯器のような要領で、レシピを選んで製版ができます。短くて30秒程度、長くて10分程度です。
使う紙によって透過率が異なるので、作成に使う際に紙選びは要チェックです。
TシャツのLサイズも任せられる製版サイズ
フレームサイズ250×380mmで、推奨のデザインサイズは220×360mmです。
製版に必要なものがすでに入っててうれしい!
-
フレーム・マット・お試しスクリーン・スプレーのり・ハケ・ピンホール修正液が入っています。
-
独自のワンタッチフレームでスクリーンへ張る作業も簡単
ねじを回すだけでスクリーンがピンと均等に張ることができます。
大人はもちろんお子様もできる安全設計なのでワークショップで活用することもできます。
一度版を作れば何回も色を変えてプリントOK!
使い終わった版は目詰まり(インクが乾いて穴詰まりしてしまうこと)しないように水を含んだティッシュでふき取っておくと、別のインクで再利用もできます。
1つの版でいろいろなカラー展開を作成できるので、低コストかつ環境にも優しいです。
Tシャツくんワイド印刷機LLの特長について
「Tシャツくんワイド印刷機LL」は、Tシャツくんワイド・ミドル・ジュニアのフレームに対応しています。
ジュニアのフレームは一番小さく、些細な平行のズレがより気になる場合があります。いろいろなサイズのフレームを挟んで使うことができる汎用性の高さはとてもありがたいですね。
また、サイズ感が合えば他社フレームにも活用ができるということです。
対応可能なサイズは「4cm未満のフレーム」です。
Tシャツくんシリーズは製版機に合わせて別途、オプション(フレーム、スキージ、マット、スクリーン)が必要となります
初心者でも安定した印刷ができる
方法は、ハンガーパネルの穴をプリント台のピンに合わせるだけ!
しっかりと固定ができ、中央部分のガイドで位置合わせもしやすいので初心者の方にも使いやすい設計です。
持ち運びやすい。どこでもアトリエへ早変わり!
一定の重量感があると安定しているので、刷る作業に力を入れても台が動くことなく安心して作業ができます。また、版の取り付けに工具なども不要なので手軽にすぐ作業ができる点も使いやすいです。
480×400mm対応。大きなサイズもプリント可能
Tシャツくんはサイズ展開が3つありますが、ワイドだとLサイズのTシャツや大きめのデザインを作成したい時におすすめです。
初心者にこそオススメ!位置合わせが簡単
プリント台がネジで前後に動くので、プリント位置にフレキシブルに対応可能!
フレームを固定する部分、クランプ部分、印刷台、それぞれ可動式になっており、プリント位置の微調整が可能なので色を変えた連続印刷も可能です。
印刷後は自然乾燥OK
-
ハンガーパネルというTシャツくん専用の刷り台にあらかじめTシャツをセットしておくことで、素早く入れ替えて刷ることができ、作業効率がアップします!
印刷後は、熱圧着不要の「水性一般インク」であれば、ハンガーにかけて乾かすだけで完成です。
多色印刷、大量作成もスムーズに行うことができます。 -
必要なものが揃って届きます
本体の他にも刷るときに必要なハンガーパネルが5枚、インクやスキージなどはじめての作業に必要なものが全て揃っています。
まとめ
オリジナルプリントビジネスを「低価格」で始めたいという希望は、Tシャツくんワイドなら叶えられます!
1枚当たりの原価300円のTシャツを3,000円で売ると、90%の利益が見込めます。約60枚販売すれば、16万円の初期費用は取り戻すことができるのですぐに黒字に転じそうですね。
今回ご紹介したシルクプリントは、同じデザインを大量に作成する場合などにおすすめです。ウェアプリントはもちろん、短期間のポップアップやコラボイベント、店舗のノベルティ作成などに大活躍します。
また、1つ導入することで個人ブランドの開設や、オーダーメイドプリント屋さん、町おこしなどで活用している事例があります。ぜひ、Tシャツくんワイドで新しい取り組みを開始してみてはいかがでしょうか。
ユーロポートの安心サポート
購入後に使い方が分からないなどの購入後のご相談も承っておりますのでご安心ください。
購入前の機械の操作方法をオンラインで見るデモンストレーションも可能でございます。
また、Tシャツくんワイドでプリントビジネスをスタートして、スピードよりハイクオリティな仕上がりを求める場合はランクアップ機種の購入を再度検討する方も多くいらっしゃいます。
ユーロポートでは、小型から大型の本格的なデジタル製版機(※1)も取り扱っておりますので、ステップアップのご相談も随時承っております。お気軽にご相談ください。
1 本格的なデジタル製版機が気になる方はこちら