溶剤プリンターは屋外看板、ステッカー、アイロンプリントなど様々な用途で活躍する大判プリンターです。
フルカラーでのプリントができるためこれまでカッティングマシンしか持っていなかった方や、さらにプリントビジネスの幅を広げたいという方にはピッタリのプリントシステムです。 そんな溶剤プリンターは各メーカーがさまざまなサイズを展開しています。
導入を検討される方でどのメーカー、どの機種がいいのか分からない方が多くいます。
今回はそんな初めて溶剤プリンターの導入を検討される方に向けて、
溶剤プリンターを選ぶ際のポイント・実際に人気機種4つを比較した資料についてもご紹介いたします。
溶剤プリンターとは?
まずは溶剤プリンターと何が違うのか?実際にどのようなことが出来るプリントシステムなのかをご紹介します。
溶剤プリントの特徴
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溶剤プリンターとは溶剤系のインクを使用したインクジェットプリンターの総称です。
インクをメディアの表面に浸透させ揮発させることでインクを素材表面に定着させます。 フルカラーでの表現が可能で対候性、耐水性に優れており屋外で使用しても色褪せや劣化が少ないのが特徴です。
また、プリンターのサイズ展開が豊富なのも特徴です。
溶剤インクジェットでできること
溶剤インクは耐候性、耐水性に優れているため主に屋外で使用されるケースが多いです。
印刷には受理層と呼ばれるインクを受け止める層が必要です。 印刷できる素材は溶剤プリンター専用のメディアに限られますが、
合皮の様な質感のメディアやアイロンプリント用のメディアなど様々なラインアップがあります。
溶剤インクジェットを選ぶ際のポイントは?
溶剤プリンターがどのようなプリントシステム化というのが分かったと思うので、
ここからは実際に機械を導入する際にどういったところに気を付ければよいかを見ていきましょう。
POINT1.印刷サイズ
作りたいものや、1日の生産量によって必要な印刷サイズは変わります。
ステッカーやアイロンプリントの用途であれば800mm幅までのエントリーモデルでも十分対応可能ですが
カーラップ、横断幕、大型看板などは1,300mm以上のサイズが必要になります。また印刷サイズが広ければ面付できる量が増えるので生産性が変わってきます。
一日にどのくらいの生産量が必要かを事前に想定しておき、検討の際の目安にしましょう。
POINT2. 本体サイズ×作業スペース
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導入後に実際に機械を設置できるのか設置スペースと照らし合わせて検討する必要があります。
また、機械の設置が出来ても作業が出来なくては意味がありません。 素材を取り外しする際や機械の操作、メンテナンス時など実際に機械を稼働させる際の 前後左右の作業スペースの空間の確保まで考えて機種選定を行いましょう。
POINT3. インクの種類
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溶剤プリンターはメーカー、機種によって使用できるインクが異なります。インクはCMYK以外にも特色やホワイトなど様々な種類があり得意な表現が異なります。 また、基本的に最初に導入したインクの組み合わせを変えることが出来ません。事前に印刷した後の色味や印刷したいメディアを確認しておきましょう。
■ホワイトインク
透明なメディアやメタリックのメディアになどに印刷を行いたい時に使用します。
下地の色を拾わないのでハッキリとカラーが表現できます。
■特色インク
ライト系(中間色)・レッド・オレンジ・グリーン・メタリックなど通常のCMYK以外にもメーカーごとに違ったインクを取り揃えています。 コーポ―レートカラーなど特定の色の指定がある場合や写真などの繊細な色の表現が必要な場合は特色インクを使用します。
POINT4. 印刷スピード×印刷の仕上がり
インクジェットはソフト上で印刷品質の設定が行えます。
必要な印刷品質の設定はデザインや印刷する素材によって異なりますが、印刷品質が上がると比例して印刷スピードも遅くなります。
設定は各メーカーごとに使用するソフトが異なるため設定値も異なります。
実際に作りたい商品の印刷の仕上がりと求める生産性を踏まえて機種選定を行いましょう。
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