ついに武藤工業からもカット機能付きの溶剤プリンター「XpertJet C641SR Pro」が登場しました。
精度の高いカット機能と印刷速度から、すでに高い評価を得ています。
今回は、そんな「XpertJet C641SR Pro」の魅力を余すところなくお伝えします。
目次
可能な4つの出力方法
① 個別でのプリント&カット
クロップマーク付きの印刷を行い一度メディアを取り外した後、ラミネートなどの必要な加工を行った後にメディアを再セットしカットを行う方法
クロップマーク(トンボマーク):位置合わせのために四隅につける印
② 連続でプリント&カット
印刷後にすぐにメディアを取り外さず、連続してカットを行う方法
③ プリントのみ
プリント作業のみを行う方法
オプションの巻き取り装置を使用すれば、印刷したメディアの自動巻き取りも可能です。
④ カットのみ
カット作業のみを行う方法
色のついたカッティング用シートを切り抜き、文字やシルエット形状の切り抜きなどを行うことができます。
ハーフカット/ダイカットに対応
メリット①:「XpertJet C641SR Pro」は、ハーフカット、ダイカットのどちらにも対応
2つの方法でカットが可能です。
- ハーフカット:剥離紙層を残してメディアをカットする
- ダイカット:剥離紙層まで分離して切り抜く
メリット②:一度の出力指示で、印刷からハーフカット/ダイカットができる
カットに関しての詳細な設定ができるのも魅力です。
- RIPソフトの活用で、ハーフカット/ダイカットごとにカットの条件設定が可能
カット圧、カット速度、加速度、オフセットの細かい設定が可能です。 - ダイカットはミシン目カットにも対応
- カットの間隔も設定ができます。
- カット部分:0.1mm~100.0mmの範囲
- カットしないつなぎ目部分:0.1mm~10.0mmの範囲
- ダイカット/ハーフカット時はテストカットを行い、あらかじめ仕上がりを確認してから行ってください。
シンプルな操作性
RIPソフトであらかじめ出力方法を設定しておくことで、シンプルで簡単な操作が可能です。
印刷速度の大幅な向上
従来のプリントヘッドよりも大型・高密度化、着弾精度の向上により、印刷速度は従来モデルから最大2.3倍の印刷速度を実現しています。生産性が大幅に向上しました。
また、クロップマークを利用した印刷では、一般的には印刷速度が下がってしまうことが知られていますが、「XpertJet C641SR Pro」はクロップマークの読み取りが速く、印刷速度の邪魔をしません。
エコノミーな運用
600mm幅の溶剤プリンターとしては低価格の100万円を切る本体価格と、高品質・低価格インクの採用によりイニシャルコストとランディングコストをどちらも抑えることができます。
2025年6月時点
本体価格
品番 | 販売価格 |
---|---|
XPJ-C641SR-P | 924,000円(税込) |
サプライ品価格
VJ-MA31インク | 販売価格(税込) | 容量 | 単価(税込) |
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VJ-MS31-CY220U(シアン) | 7,700円 | 220ml | 35円/ml |
VJ-MS31-MA220U(マゼンタ) | |||
VJ-MS31-YE220U(イエロー) | |||
VJ-MS31-BK220U(ブラック) |
作業を円滑に進めるオプション品
専用スタンド | 巻き取り装置 | 刃先調整治具 |
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移動に便利なキャスター付き 本体とスタンドを合わせたサイズ 1,190(W)×590(D)×1,156(H)mm |
印刷時に使用で作業スペースの削減 工数の削減に貢献 ※専用スタンド必須 ※カット動作とは連動しません |
カッターホルダーからの刃先の突き出し量の調整ができる専用機器 製品クオリティを一定に保ちます。 |
「XpertJet C641SR Pro」はこんな方におすすめ
- 溶剤プリンターを初めてご検討・ご導入される方
- フルカラーでステッカー・ポスター・Tシャツ・看板などを作成される方
- ハイスピードで高い精度の印刷を行いたい方
- 限られた作業スペースで高生産を目指す方
- プリント&カットを一度に行いたい方