近年、オリジナルグッズやノベルティの需要が高まっています。
企業の販促品からイベントグッズ、ハンドメイド作家の商品まで、「自分だけのオリジナルをつくりたい」というニーズはさまざまな場面で広がっています。
そうした中で注目されているのが、UVプリンターです。アクリル・金属・プラスチックなど多様な素材に直接印刷できるUVプリンターは、グッズ製作の強力な味方として多くのビジネスシーンで活用されています。
対応素材のひとつである木材への印刷も、その活用のひとつです。木の温かみとフルカラー印刷の表現力を組み合わせることができ、他素材にはない独特の魅力として注目されています。
本記事では、UVプリンターを使った木材印刷の仕組みや活用シーン、機種の選び方まで詳しくご紹介します。
目次
UVプリンターとは?
UVプリンターとは、UV(紫外線)硬化インクを使って素材に直接印刷する機器です。
インクを吹き付けた瞬間にUVライトで硬化させるため、一般的なインクジェットプリンターでは難しい木材・アクリル・金属・革など、多様な素材への印刷が可能です。
木材への直接印刷が可能な理由
一般的なインクジェットプリンターは、紙への浸透を前提とした設計のため、木材への印刷には適していません。
一方、UVプリンターはフラットベッド方式(素材を平台に置いて上から印刷する方式)を採用しており、厚みのある木材もそのままセットして印刷できます。
UV硬化インクは素材に染み込まず、表面で瞬時に硬化するため、木目の模様や色味、素材特有のテクスチャーをそのまま残した仕上がりになります。
自然素材ならではの風合いとフルカラー印刷の鮮やかさが共存する、他の印刷方法では得られない仕上がりが実現できます。

対応できる木材の種類
UVプリンターは幅広い木材に対応しています。
無垢材(スギ・ヒノキ・パインなど)
合板
MDF(中密度繊維板)
ベニヤ
集成材
素材の含水率や表面の状態によって仕上がりが異なる場合があります。
木材×UVプリントの需要・活用シーン
木材へのUV印刷は、さまざまな業種・用途で活用されています。今回は活用例をご紹介いたします。
絵馬
神社・寺院からのオーダーや観光土産向けの絵馬印刷に活用されています。
フルカラーで繊細なイラストや写真を印刷できるため、既製品にはない特別感を演出でき、オリジナル祈願絵馬としても人気です。インバウンド向けのグッズとしても近年人気が高まっています。

木製サイン・表札
店舗の看板やウェルカムボード、住宅の表札など、木の温かみとオリジナルデザインを組み合わせた製品に最適です。
ロゴや文字を鮮明に印刷でき、ブランドイメージの向上にも貢献します。

ノベルティ・ギフト
企業ロゴ入りのコースターや木製キーホルダーなどは、ビジネスギフトやイベントノベルティとしての需要が高まっています。
木製素材は高級感があり、受け取った側の印象に残りやすいアイテムです。

フォトパネル・インテリア雑貨
写真やアート作品を木材にプリントしたフォトパネルは、インテリアとしての需要も増えています。
木の質感と写真の組み合わせが独特の雰囲気を生み出し、ギャラリーや住宅向けのインテリアとして人気です。

木材印刷におすすめのUVプリンター3選
次に用途や生産規模に合わせて、木材印刷に適したUVプリンターを3機種ご紹介します。
BD-8(ローランドDG)
デザイン試作から少量生産まで、はじめての木材印刷に
「BD-8」は、絵馬・コースター・小型の木製サインなど、手のひらサイズの木製グッズ制作からスタートしたい方に最適です。
木材・アクリル・皮革など多様な素材に対応し、ホワイトインクとプライマーを標準搭載。木目が濃い素材にも鮮やかに発色します。デスクや店頭にそのまま置けるサイズ感と、導入しやすい本体価格が特長で、内製化のファーストステップとして多くの現場で活用されています。
より大きなサイズへの印刷をお考えの方には、A4サイズ対応の「BD-12」もラインナップしています。用途や印刷サイズに合わせて最適な機種をお選びいただけます。
XpertJet 461UF(武藤工業)
マット&グロス表現も自在、ギフト・ノベルティ制作の幅を広げたい方に
「XpertJet 461UF」は、木製サイン・フォトパネル・ノベルティグッズなど中規模の制作ニーズに対応できます。
木材の質感にさらに深みを加えた高付加価値な仕上がりが実現します。また、プライマーインクなしでもアクリル素材への密着性が高いため、木材以外の素材への展開も視野に入れている方にもおすすめです。
UJF-3042MkII e(Mimaki)
A3サイズ対応・高品質な仕上がりで本格的なグッズ制作に
「UJF-3042MkII e」は、絵馬・木製サイン・フォトパネルなど、より大きなサイズの木製グッズ制作にも対応できます。
ホワイトインクやクリアインク、プライマーインクにも対応しており、木材への印刷においても再現性の高い色表現と高付加価値な仕上がりを実現します。
UVプリンターが最適な理由とは
木材への印刷手段はいくつかありますが、UVプリンターならフルカラーで・木の質感を活かしたまま・小ロットから印刷できます。
木材に加工ができるその他のシステムと比較してみました。
| UVプリンター | シルクスクリーン | レーザー加工 | |
|---|---|---|---|
| フルカラー印刷 | ◎ | △(色数に制限あり) | ×(単色・焦げ表現のみ) |
| 版の必要性 | 不要 | 必要 | 不要 |
| 小ロット対応 | ◎ | △ | ◎ |
| 木の質感を活かす | ◎ | ○ | △(素材が削れる・焦げる) |
UVプリンターならではのメリット
①版不要でデザイン変更が自由
データを変えるだけで即対応できるため、多品種小ロットの案件に最適です。デザインのたびに版を作り直すコストも発生しません。
②木の質感・テクスチャをそのまま活かせる
木目や素材感を消すことなく印刷できるため、素材の魅力を最大限に引き出した仕上がりになります。
③フルカラー+ホワイトインク対応
写真・グラデーション・細かいロゴも鮮明に再現できます。ホワイトインクを下地として使用することで、濃い色の木材にも発色よく印刷できます。
④1枚から対応・在庫リスクなし
必要なときに必要な分だけ生産できるため、在庫を抱えるリスクがありません。小ロット・多品種の案件でも柔軟に対応できます。
UVプリンターの導入はユーロポートへ
木材へのフルカラー印刷をお考えなら、UVプリンターの導入が最適な選択肢です。版不要・小ロット対応・フルカラー印刷と、従来の印刷方法では難しかった課題をまとめて解決できます。
ユーロポートでは、木材印刷に適したUVプリンターを豊富に取り揃えており、用途・予算・生産規模に合わせた最適な機種をご提案しています。
まずはお気軽にお問い合わせください。
今回ご紹介した機械












UVプリンターがなぜあらゆる材質・形状に印刷ができるのか?その謎に迫ります。
UVプリンターの仕組みや作り方、UVプリントを活用したビジネスの展望などをご紹介いたします!




