看板・サインなどのステッカービジネス、アイロンシートでのTシャツ作り、POPやパッケージ作成など多用途に活用できるのが業務用の中型サイズ600mm幅以上のカッティングマシンです。
今回は、人気メーカーの最新4機種「Mimaki CG-60AR」「Roland GS2-24」「Graphtec CE8000-60」「Mutoh VC2-600」を取り上げ、それぞれの特長や強みを整理してみました。
新しくカッティングマシンの導入を検討している方や古くなった機種を買い替えたい方の機種選定の参考になれば幸いです。
目次
業務用カッティングマシンの比較表
今回は販売価格や本体のサイズ、カット速度や厚み、使用できるソフトウェアで比べてみました。
また机に置くには大きいサイズの機械となりますので、スタンドの有無と価格も追加しました。
どの機種もカット幅は600mm程度でソフトウェアはillustratorとCorelDRAWとメインのデザインソフトと連携できるオリジナルソフトが無料で付属しています。
自分に合う機種はどれか、一番重視したいところを考えてぜひスペックを見比べてみてください。
業務用カッティングマシンのそれぞれの特長
スペック比較表から機種別に特長をピックアップして紹介します。
CG-60AR
Mimakiの「CG-60AR」は、根強い支持を受けるコスパNo.1プロ向けカッティングマシン
550gまでのカット圧に対応しており、ステッカーやアイロンシートはもちろん、オプションを追加することで厚紙の全カットや罫引きも行えます。パッケージ製作にも最適なモデルです。
Microsoft Word用のWindowsプロッタードライバーに対応しており、Word・Excel・PowerPointなどのソフトから直接カットデータを出力できます。
普段オフィスプリンターで印刷するのと同じ感覚で、手軽にカット作業が行えます。
GS2-24
Rolandの「GS2-24」は、白を基調としたスタイリッシュでコンパクトな見た目が人気なカッティングマシン。
500gまでのカット圧に対応し、速度は85cm/sと十分な性能を持ち、アイロンシートやステッカーなど幅広く活躍します。
最大カット幅が584mmのため600mm幅のロールシートがセットできないので少し注意です。
CE8000-60
GRAPHTECの「CE8000-60」は、使いやすさを重視した機能が多く搭載されたカッティングプロッターです。
無線LAN対応のためケーブルの取り回しを気にせず設置でき、タッチパネル操作で直感的に操作できます。
速度やカット圧は他機種と比べて突出してはいませんが、バランスがよく、長時間の稼働でも高い精度を維持できます。
さらに、スタンドが標準で付属しているため、すぐに設置して使用できる点も魅力です。
VC2-600
MUTOHの「VC2-600」は、最大600gの高いカット圧と153cm/sという高速性能が際立つ機種。
薄いマスキングフィルムから厚めのゴムシートまで多様な素材をパワフルにカット。長尺カットも早く行えます。
また、Ethernet接続であればPC1台で複数台の操作が可能なため、大量生産や効率を重視する現場におすすめです。
実際に見て検討したい方はデモンストレーションがおすすめ
600mm幅の業務用カッティングマシンをメーカーごとにそれぞれ見て行きましたがいかがでしたでしょうか。
いずれの機種も、中小規模の看板・販促制作からプロの出力現場まで幅広く対応可能であり、導入環境や用途に合わせて選ぶことが重要となります。
中型サイズ以上のカッティングマシンをお探しの方はこちらのページからご確認ください。
いずれも実際の操作の使い勝手や仕上がりは、今回紹介したスペックだけでは判断しにくい部分も多いと思います。
ユーロポートでは今回紹介した機種を全て取り扱っており、東京のショールームに展示もされていますのでカッティングマシンを実際に動かすところや、サンプルを作成できる無料のデモンストレーションができます!
今まで60,000台のカッティングマシンを販売してきた専門スタッフとの相談でお客様に最適な機種をご案内いたします。
ぜひ導入前に「自分の想定していた素材やデザインでカットできるのか」確認してみてください。