手作業のDTFフィルムカットに限界を感じていませんか?
DTFフィルムの量産において、印刷後のカットは特に手間のかかる工程です。そんな悩みを解決するのが、グラフテック社のカッティングマシン「FC9000シリーズ」。
今回は、カッティングプロッタの世界トップシェアメーカーであるグラフテック株式会社のご協力のもと、FC9000シリーズがDTFフィルムのカット作業をどのように効率化できるのか、実際の検証を交えてご紹介します。
目次
DTFフィルムのカットは、なぜ難しい?
そもそも、DTFフィルムのカットが難しい理由は、大きく2つあります。
素材の特性上、安定したカットが困難
DTFフィルムは薄くてコシがないため、カット中にシートが浮き、ズレやすい素材です。そのため、一般的なカッティングマシンでは対応が難しく、多くの現場で手作業に頼らざるを得ないのが実情です。
カットのズレが、コストと時間のロスに直結する
手作業でのカットはズレが生じやすく、ミスした場合はその都度フィルムの再印刷と再カットが必要になります。量産対応には人手も比例して必要となるため、スタッフへの負担増加やヒューマンエラーのリスクも高まります。
これらの課題は、カッティングプロッタFC9000シリーズの導入によってまとめて解決できます。

カッティングマシン FC9000シリーズとは?
FC9000シリーズは、グラフテック社が提供するプロ向けのカッティングプロッタです。
高い切断精度と豊富な自動化機能により、カッティング用シートはもちろん、DTFフィルムのような難しい素材でも安定した自動カットを実現します。
機種によって異なりますが、最大カッティング範囲は762/1,067/1,372/1,626mmと4サイズあるため、お手持ちのDTFプリンターの幅に合わせてお選びいただけます。
専用バーコードによる連続カット機能や、長尺シートも安定して巻き取り&カットが行えるため、大型の看板やPOPも効率よく作製いただけます。

主なスペック
| 項目 | FC9000-75 | FC9000-100 | FC9000-140 | FC9000-160 |
|---|---|---|---|---|
| 対応メディア幅 | 最大762mm | 最大1,067mm | 最大1,372mm | 最大1,626mm |
| 最大カット速度 | 1,485mm/s | |||
| 最大カット圧 | 600gf | |||
| 精度保証長さ | 最大15m | 最大10m (幅762mm時:15m) |
最大10m (幅894mm時:15m) |
最大10m (幅894mm時:15m) |
| 最大装着メディア幅 | 920mm | 1,224mm | 1,529mm | 1,850mm |
| 本体質量(スタンド含む) | 約49kg | 約56kg | 約64kg | 約70kg |
| 対応ソフト | Graphtec Studio 2 / Cutting Master 5(無料) | |||
| DTFフィルム対応 | ○ | |||
DTFフィルムカットの効率化 | 現場で使えるワークフロー
次に、印刷からカットまでの一連のワークフローをご紹介します。
今回はグラフテック株式会社にご協力いただき、ユーロポートのショールーム「ライトハウス」にてDTFフィルムの印刷からカットまでを実際に行いました。

STEP 1:Epson Edge Print Proで印刷データを作成
まず始めに、Epson Edge Print Proで印刷データを作成します。Epson Edge Print Proは、エプソンの業務用大判プリンター向け純正RIPソフトです。こちらは、DTFプリンター「SC-G6050」に対応しています。
Epson Edge Print ProならFC9000用のカットマークとバーコードを印刷データに自動付加できるため、Adobe Illustratorでのカットパス作成が不要になり、データ準備の手間が大幅に削減されます。
「データの読み込み → プレビュー・設定 → 印刷」の3ステップで完了するシンプルな操作性も特長です。
STEP 2:DTFプリンターで印刷後、DTFシェイカーでDTFフィルムの作成
DTFプリンター「SC-G6050(エプソン)」でカットマーク・バーコード付きのDTFフィルムを印刷。その後、DTFシェイカー「ネクサ(ユーロポート)」にて、ホットメルトパウダーの散布と熱処理を行います。

DTFフィルムが完成しました。
カットに必要なトンボも印刷できています。

STEP 3:FC9000-75でDTFフィルムを自動カット
最後に、DTFフィルムのカットを行っていきます。今回はFC9000-75を使用します。
完成したDTFフィルムをFC9000-75にセットし、無料のカット出力ソフト「Graphtec Studio 2」からデータを送り、カットします。点線設定を活用することでカット後にフィルムが散らばらず、作業後の管理も簡単です。

カット後のフィルムは下記の画像になります。

FC9000導入でDTFフィルムカットの課題を解決できる理由
DTFフィルムのカット作業をFC9000で行うことが最適な理由は、以下のとおりです。
- 位置合わせが自動化:カラートンボとバーコード読み取りにより、手動での位置合わせ作業がゼロに。
- 失敗が激減してコスト削減:高精度カットで再印刷・再カットの回数を減らし、材料費と時間を節約。
- 作業時間を大幅に短縮:自動連続カットにより、手作業と比べて大幅なスピードアップを実現。
- DTFフィルム以外にも対応:カッティング用シート(アイロンシート)のカットも1台でこなせるため、表現の幅が広がります。
また、SC-G6050ならカットマーク・バーコードの自動生成により、データ準備の負担を最小化。
印刷からカットまで、より効率的にDTFフィルムの製作が行えます。

DTFフィルムのカット作業ならFC9000にお任せ
精度・効率・安定性を備えたカッティングプロッタFC9000なら、現場の作業を止めずに生産性を高めることが可能です。
なお、DTFフィルムの印刷やカット品質は、フィルム・熱転写パウダーなどの資材の品質や印刷工程にも左右される場合があります。そのため、うまくカットが行えない際は機械・資材・設定の3点を確認する必要があります。
ユーロポートでは機械だけでなく資材の販売も承っておりますので、トータルでサポートが可能です。
また、現場で行う印刷からカットまでの一連のワークフローは、デモンストレーションにて実際にご体験いただくこともできます。
導入のご検討から現場の課題解決まで、まずはお気軽にお問い合わせください。











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