2025年7月、ユーロポート株式会社主催の展示会「Printing Voyage」にてシルクスクリーン製版機「Tシャツくんミドル」 を使ったワークショップを開催しました。
今回は、お客様に事前に用意していただいたデータを使用し、自分だけのトートバッグを作るという内容で、簡単&楽しくシルクプリントを体験していただきました。
そんなワークショップの様子をレポートしていきます!
「Tシャツくん」とは?
「Tシャツくん」は、趣味やグッズビジネスにも活躍するシルクスクリーン製版機です。
ワークショップなどのイベントでも扱いやすい操作感で、多用途で幅広いものづくりが行えます。
今回のワークショップでは、短時間で本格的なオリジナルグッズが完成する過程を通じて、シルクプリントならではの手作り感&ものづくりの魅力を存分に感じていただきました!
ご参加いただいた方々は、グッズ制作やシルクプリントにご興味のある企業の方や、オリジナルグッズを販売されているクリエイターの方など、さまざまな目的や思いを持つお客様です。
ワークショップの詳細について
ワークショップでは、参加者様ご自身で版の作成からトートバッグへのプリントまで一連の工程を体験していただきました。
「作りたいものがあって、Tシャツくんでなら作れるかなと思って体験しに来ました」
「シルクスクリーンプリントがどういったものか体験したくて…」など様々な思いや目的を持ったお客様がいらっしゃいました。
それぞれの思いを胸に、いざTシャツくんでプリント体験!
ワークショップの流れ
Tシャツくんワークショップの当日は以下のような流れで行いました。
01 製版
「製版」とは、インクが通る穴をスクリーン版に作成する工程です。
これにより、デザインを正確に素材にプリントできるようになります。
早速、オリジナルデザインの原稿を準備し、Tシャツくんミドルで露光します。
「露光」とは、スクリーン版に紫外線を当てることによってスクリーン版を作製することです。
「Tシャツくん」はUVライト(紫外線)でスクリーン(に塗ってある紫色の感光液)を硬化させます。
原稿の絵柄の部分だけライトが当たらないようにすることで版が完成します。
ボタンを押すだけで露光スタート!Tシャツくんが「ピーッ」という音で露光完了をお知らせしてくれます。
02 ブラッシングした後、乾燥させる
露光したスクリーンをブラッシングして版を完成させます。
ブラッシングとは、水で濡らしたハケでスクリーンをこする作業です。
ハケでこすることでスクリーンに塗られている露光乳剤の硬化していない部分が流されて、デザイン部分の版が抜けることでスクリーンが完成します!
ブラッシングをしていくと、少しずつ絵柄が浮き出てきます!
ブラッシングが終わったら水分を取るためにティッシュでふき取った後、ドライヤーで乾燥させます。
03 いよいよプリント!Tシャツくんインクで印刷
いよいよインクで刷っていきます!
トートバッグの上にフレームを置いて刷る位置を決めたら、好きな色のインクを選んで印刷します。
今回使用するのはTシャツくんのシルクスクリーンインク(プレーン)です。
Tシャツくんのインクはカラー&種類のバリエーションが豊富なので、素材や用途に合わせて使うことができます。
また、今回使用した水性インクは誰でも使いやすく、臭いも比較的少ないのが特徴です。
インクを刷る際は、スキージと呼ばれる道具を使います。
スキージで少しインクをこねたら、力を入れながらゆっくり刷ります。
04 乾かして完成!
乾かしたらオリジナルトートバッグの完成です。
皆さん素敵な作品に仕上がりました!
おわりに
Tシャツくんは、誰でも簡単にシルクプリントができるキットセットです!
Tシャツくんを使えば、自分の好きなデザインやイラストで版を作り、スクリーン1枚で最大100回も刷ることができます。
また、機械の名前は「Tシャツくん」ですが、この機械はさまざまな素材に印刷できるため、Tシャツ以外にもバッグ、ポーチ、ポストカードなどのグッズを作成することが可能です!
また、少しコツが必要ですがボトルなど円筒形のグッズへの印刷も可能です。
さらに、Tシャツくんは印刷に必要な道具がまるっと入ったフルセットになっているため、お家に届いてすぐにオリジナルグッズ制作を始めることができます。
詳しくはこちらのページからチェックしてみてください !
今回紹介した機械
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