小型UVプリンターを調べている中で、アンカー・ジャパンの「EufyMake UV Printer E1」を知り、さらに詳しく情報を探している方も多いのではないでしょうか。
E1は、コンパクトな本体サイズながら、カラー・ホワイト・グロスを使ったUVプリントに加え、最大5mmの厚盛り表現や、本体カメラを使った位置合わせなどに対応したUVプリンターです。
一方、実際に導入を考え始めると、「仕事でも使えるの?」「どんな素材に印刷できる?」「業務用UVプリンターとは何が違う?」「E1が自分の用途に合っている?」といった疑問も出てきます。
ユーロポートではE1だけでなく、複数メーカーのUVプリンターを取り扱い、実機を使ったデモや素材テストも行っています。
この記事では、メーカーの製品紹介だけでは分かりにくい、実際にE1を扱う販売店だから分かる特徴・注意点・向いている用途まで詳しく解説します。

目次
EufyMake UV Printer E1はこんな方に向いているUVプリンター
E1は、すべてのUVプリント用途をカバーする大型の生産設備というより、小ロット・試作・オリジナル商品の制作を手軽に始めたい方と相性の良いUVプリンターです。
特に、次のような方はE1を検討しやすいでしょう。
| E1が向いているケース | 他のUVプリンターも比較したいケース |
|---|---|
| 初めてUVプリンターを導入したい | 毎日大量に生産したい |
| 小ロット印刷を内製化したい | 長時間の連続稼働を前提としている |
| 商品試作を自社ですぐ行いたい | 細かな色管理が必要 |
| 省スペースでUVプリントを始めたい | RIPで詳細な出力設定を行いたい |
一方で、毎日大量に生産する、長時間の連続稼働を前提とする、細かな色管理やRIPによる詳細な出力設定が必要といった場合は、E1だけで決めず、業務用UVプリンターも比較して機種を選ぶことをおすすめします。
E1は「価格を抑えた業務用UVプリンター」というより、これまでUVプリンターを導入しにくかった小ロット・試作・省スペース用途にも選択肢を広げた小型UVプリンターとして考えると分かりやすい製品です。
EufyMake UV Printer E1の基本スペックと価格
| 製品名 | EufyMake UV Printer E1 |
|---|---|
| 本体サイズ | 約590 × 250 × 407mm |
| 重量 | 約20kg |
| 印刷方式 | ピエゾインクジェット方式 |
| 標準フラットベッド印刷範囲 | 約420 × 330mm |
| 最大印刷解像度 | 1,440dpi |
| インク | CMYK+ホワイト+グロス |
| 厚盛り | 最大5mm |
| カメラ解像度 | 8MP |
| 対応OS | iOS / Android / Mac / Windows |
| ベーシックセット価格 | 379,800円(税込) ※2026年10月時点 |
E1はA3クラスの印刷範囲を持ちながら、UVプリンターとしては省スペースに設置しやすいサイズです。大型サインの量産よりも、比較的小さな製品・グッズ・試作品へのプリントに向いています。
また、E1 ベーシックセットのメーカー公式販売価格は379,800円(税込)です。ユーロポートが取り扱う一般的な業務用UVプリンターと比べても導入価格を抑えやすい一方で、カラー・ホワイト・グロス印刷、カメラによる位置合わせ、最大5mmの厚盛りなどを利用できる点は大きな魅力です。
初めてUVプリンターを導入する方や、小ロット・試作用の設備を追加したい方にとって、機能と導入コストのバランスを取りやすい選択肢といえます。
販売店が感じるE1の3つの特徴
カメラを使って印刷位置を合わせられる
E1には本体カメラが搭載されており、プリンターに置いた素材を撮影し、ソフト上で印刷データと素材の位置を確認しながら配置できます。
UVプリントでは、決められた位置へロゴやデザインを印刷するために、治具を作成したり、印刷位置を細かく調整したりするケースがあります。
E1ではカメラで素材を確認しながら位置を決められるため、特に少量生産、多品種制作、試作、一点物への印刷と相性の良い機能です。
なお、カメラによる位置合わせが使える素材の高さには制限があります。
立体物への印刷を検討している場合は、素材の形状や高さを含めて事前に確認しておくことをおすすめします。
最大5mmの厚盛り表現に対応
E1の大きな特徴の一つが、UVインクを積み重ねて立体感を作る厚盛り印刷です。
最大5mmまでインクを積層できるため、一般的なカラー印刷だけでは表現できない凹凸や質感を作ることができます。
筆跡のような凹凸、立体的なロゴ、エンボスのような表現、表面に質感を持たせたデザインなど、平面プリントとは違った付加価値を加えられます。
さらに専用ソフト「EufyMake Studio」には、画像をもとに厚盛り用データを作成する機能があり、画像全体を盛る方法、画像の明暗に応じて高さを変える方法、画像内の対象物を認識して厚盛りする方法などがあります。
専門的な3Dデータを一から作成しなくても、厚盛り表現に取り組みやすい点もE1の特徴です。
業務用と比べてコンパクトな本体サイズ
本体は約590×250×407mm、約20kgと、一般的な業務用UVプリンターと比べて省スペースです。
大型設備を置きにくい環境でも導入を検討しやすく、「まず小さくUVプリントを始めたい」という用途にも適しています。

EufyMake UV Printer E1で印刷できる素材と密着性の目安
UVプリンターを検討する際に特に多い疑問が、「自分が使いたい素材に印刷できるのか?」という点です。
E1では、さまざまな素材へのプリントを検討できます。
| 素材グループ | 素材例 | 販売店での見方 |
|---|---|---|
| 比較的扱いやすい傾向 | アクリル / 木材 / 紙・厚紙 | 比較的印刷しやすく、密着も確認しやすい素材です。 |
| 素材差が出やすい | プラスチック / レザー / 布 | 材質・柔軟性・表面処理で結果が変わるため、実素材での確認をおすすめします。 |
| 密着確認を特に推奨 | 金属 / ガラス / 陶器 / 石 | インクが乗っても、表面状態によって定着が弱い場合があります。 |

「印刷できる」と「実用に耐える」は分けて考える
素材選びで重要なのは、「インクを乗せられること」と「商品や業務用途として十分な密着性・耐久性が得られること」は同じではない、という点です。
同じプラスチック、金属、ガラスでも、材質や表面処理、コーティングの有無によってインクの密着性は変わります。
ユーロポートでの実機検証では、アクリルや木材は比較的密着しやすい一方、ガラス・金属・陶器などは表面状態によって定着が弱いケースも確認しています。
そのため、販売商品や業務用途として使用する場合は、カタログ上の対応素材だけで判断せず、実際に使用する素材で印刷テストを行い、密着性や耐久性を確認することをおすすめします。ここは、スペック表だけでは判断しにくい部分です。
厚盛り印刷で注意したい素材の選び方
最大5mmの厚盛りはE1の大きな魅力ですが、すべての素材に同じように厚く盛れるわけではありません。
| 厚盛りで扱いやすい傾向 | 注意したい素材 |
|---|---|
| 厚みのある木材 / アクリル / 硬い板材 / 変形しにくい素材 |
薄い素材 / 柔らかい素材 / 反りやすい素材 |
UVインクは硬化するときに収縮するため、薄い素材や柔らかい素材では、その力によって素材自体が反ることがあります。素材が大きく反ると、プリントヘッドへ接触するリスクにもつながります。
ユーロポートでの検証でも、柔らかい素材へ厚盛り印刷した際に素材が波打つケースを確認しています。
厚盛りを活用する場合は、厚みのある木材、アクリル、硬い板材など、変形しにくい素材の方が扱いやすい傾向があります。
「最大5mmまで厚盛りできる」という数字だけではなく、自分が使用したい素材と厚盛り表現の相性まで確認しておくことが重要です。

EufyMake UV Printer E1と業務用UVプリンターの違い
E1を詳しく調べていくと、「一般的な業務用UVプリンターとは何が違うの?」と気になる方も多いはずです。
ここは価格だけで比較しない方がよいポイントです。
| 比較項目 | EufyMake UV Printer E1 | 一般的な業務用UVプリンター |
|---|---|---|
| 導入コスト | ◎ | △ |
| 導入しやすさ | ◎ | △ |
| 省スペース | ◎ | △ |
| 操作の分かりやすさ | ◎ | ○ |
| 小ロット・試作 | ◎ | ◎ |
| 大量生産 | △ | ◎ |
| 長時間の連続稼働 | △ | ◎ |
| 細かな色管理 | △ | ◎ |
| RIPによる詳細設定 | △ | ◎ |
E1は、省スペース、操作の分かりやすさ、小ロット・試作、厚盛り表現などを重視する方に向いている機種です。
一方、業務用UVプリンターには、大量生産、長時間の連続稼働、細かな色管理、RIPによる詳細な出力設定を重視して設計された機種があります。
E1は専用ソフト「EufyMake Studio」による比較的分かりやすい操作が特徴で、オペレーションを覚えるまでの時間を抑えやすい一方、細かな色域調整や業務ワークフローでは業務用機の方が適しているケースがあります。
E1が向いているケース
小ロット、試作、多品種、省スペース、導入のしやすさを重視する場合は、E1が有力な選択肢になります。
業務用UVプリンターも比較した方がよいケース
生産量、長時間稼働、細かな色管理、詳細な出力設定、長期の生産設備としての安定運用を重視する場合は、E1だけでなく業務用UVプリンターも比較することをおすすめします。
どちらが優れているということではなく、「何を、どのくらい作るために導入するのか」によって選ぶべき機種が変わります。
レーザー加工機との組み合わせで商品の幅が広がる
UVプリンターは、基本的に素材へ印刷する機械です。
そのため、素材そのものを好きな形に切ったり彫刻したりしたい場合は、別の加工設備が必要になります。
| STEP 1 | STEP 2 | STEP 3 |
|---|---|---|
| レーザー加工機で カット・彫刻 |
E1で カラー・ホワイト印刷 |
オリジナル商品として 仕上げ |
レーザー加工機と組み合わせれば、素材のカット・彫刻と、E1によるカラー・ホワイト印刷を組み合わせた商品制作ができます。
アクリル、木材、紙など、レーザー加工とUVプリントの両方と相性の良い素材では、制作できる商品の幅を広げやすくなります。
工程の順番は素材やデザインによって異なりますが、「印刷する機械」だけでなく、最終的にどんな商品を作りたいかから設備構成を考えることが重要です。
ユーロポートではUVプリンターだけでなく、レーザー加工機などの加工設備も取り扱っているため、商品制作全体からご相談いただけます。
E1は自分の用途に合っている?
ここまで読んで、「E1は良さそうだけれど、自分の用途に本当に合っているのだろうか?」と感じた方もいると思います。
| E1が有力なケース | 他のUVプリンターも比較したいケース |
|---|---|
| 少量・多品種を中心に作りたい | 日々の生産量が多い |
| 省スペースで始めたい | 長時間の連続運転を重視 |
| 試作・新商品の制作に使いたい | 細かな色管理・出力管理が必要 |
UVプリンターは、作りたいもの、使用する素材、一度に作る数量、サイズ、必要な色再現性、生産速度、設置スペース、予算などによって適した機種が変わります。
少量の商品を作りたい、省スペースで始めたいのであれば、E1は有力な選択肢です。
一方、毎日大量に出力したい、より細かな色管理を行いたい、生産設備として長時間使用したい場合は、別の業務用UVプリンターの方が適している可能性があります。
E1を実際に見たい・素材との相性を確認したい方
カタログやWebサイトだけでは、自分の素材にきれいに印刷できるか、インクがしっかり密着するか、実際の色や質感はどう見えるか、操作は自分でもできそうかまでは分かりません。
ユーロポートではE1の実機をご覧いただけます。
使用を予定している素材が決まっている場合は、実際の素材を使ったデモ・印刷テストについてもご相談ください。
E1か、ほかのUVプリンターか迷っている方
E1について詳しく調べた結果、「自分にはE1で十分なの?」「もう少し業務用の機械を選んだ方がいい?」「ほかのUVプリンターとの違いが分からない」「作りたいものに合う機械を教えてほしい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その場合は、E1に絞って考える必要はありません。
ユーロポートではE1だけでなく、用途や生産量の異なる複数メーカーのUVプリンターを取り扱っています。E1の購入を前提とせず、作りたいもの・素材・数量・運用方法から適したUVプリンターをご案内します。
「まだ機種を決められていない」という段階でも問題ありません。ぜひお気軽にご相談ください。
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