スマホケースやアクリルグッズ、名入れ雑貨など、オリジナルグッズ製作ができるUVプリンター。
中でも最近注目されているのが、設置スペースを取らず、導入しやすい「小型UVプリンター」です。
今回は、初めてのUVプリンター導入を検討している方向けに、コンパクトで扱いやすいおすすめ小型機種を2つ厳選してご紹介します。
選び方のポイントや対応素材、製作事例も合わせてご紹介しているので、初導入の不安を解消できます!
目次

UVプリンターとは
まずは、UVプリンターの入門知識をお伝えしたいと思います!
UVプリンターは、紫外線(UV光)で硬化する特殊なインクを使用することで、物に直接印刷することができるプリンターです。
受理層を持たない素材にもプリントできるため、アクリル・木材・皮革・布など多種多様な素材にプリントができます!
その他にも、速乾性あることやホワイトインクの隠ぺい性が高いこと、インクを重ねることで凹凸を演出できるなどの魅力があります。
UVプリンターで印刷できる素材・できない素材
UVプリンター印刷できる素材
- 塩ビ(PVC)、ポリカーボネート、アクリル、木材、皮革、布、紙、陶器など
- ※ガラスや金属には、下地処理(プライマー)で対応可能です。
UVプリンターで印刷できない素材
- 表面に撥水加工が施された素材
- PE・PP(ポリエチレン・ポリプロピレン)素材
- ゴム・シリコン、伸縮性の高い素材、鏡面仕上げ素材など
UVプリンターで作れるもの
小型UVプリンターの魅力は、単なる印刷機能にとどまらず、多彩なモノづくりに活用できる点にあります。
既製品に直接印刷を行い商品価値を高めたり、素材にオリジナルデザインを施して製品化したりと、用途は幅広く、個人クリエイターから小規模ビジネスまで多くの現場で活躍しています。
既成品へ印刷し、付加価値を付ける
完成されたアイテムに直接印刷を行うことで、オリジナル性の高い製品を簡単に制作できます。
ノベルティやギフト、販促グッズなどに最適です。
特に小型UVプリンターは、小ロット・多品種の対応が得意なため、スマホケース、ゴルフボール、ボールペンなどへの個別名入れや1点ものの制作にも向いています。
素材に印刷後、加工して製品を作る
素材に直接印刷を施し、その後カット・組み立てなどの加工を加えることで、オリジナルの製品を生み出すことも可能です。
デザイン性と機能性を兼ね備えた製品開発が可能になります。
印刷の自由度が高いため、アクリルキーホルダー・アクリルスタンド、合皮素材のポーチ等のグッズなど「他にはないオリジナルグッズを作りたい」というニーズにぴったりです。
初心者が押さえるべきUVプリンターの選び方
UVプリンターを選ぶポイントは、主に5つあります!
- 本体サイズ…実際の機械の大きさや設置スペース
- インクの種類…素材との相性やプライマーインクの有無
- 印刷可能サイズ…印刷物(メディア)の幅や高さ
- 印刷スピード…作りたいものが何分でいくつ作れるか
- 解像度…印刷の仕上がりやデザインの再現性
UVプリンターのこのような機能はメーカー、機械によって全く特長が異なります。
したがって、自分の作成したいものや求めるロット数など目的によって人それぞれ変わってくるでしょう。
小型UVプリンターの特長
小型UVプリンターは、省スペースで設置可能なコンパクトサイズながら、本格的なUV印刷が行えることが最大の魅力です。
従来の大型UVプリンターと比べて扱いやすく、個人や小規模ビジネスの現場でも導入しやすいため、導入ハードルが低いのが特長です。
-
デスク上に設置できるコンパクト設計
幅や高さが抑えられており、オフィスや自宅の作業スペースでも無理なく設置できます。
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多様な素材に直接印刷が可能
大型プリンターと同じく、アクリル、革、木材などさまざまな素材にフルカラーで印刷できるため、オリジナルグッズや名入れ製品の制作に最適です。
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短納期・小ロット対応に強い
必要なときに必要な数だけ印刷できるため、在庫リスクを抑えた商品開発が可能になります。
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初心者でも操作しやすいユーザーインターフェース
タッチパネル操作や自動メンテナンス機能が備わっており、UV印刷が初めての方でも安心して使用できます。
おすすめの小型UVプリンター2選
はじめてのUVプリンターにおすすめの2機種をご紹介します!
BD-8(ローランドDG)
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幅広いグッズビジネスを叶えます!
エプソンの小型UVプリンター「SC-V1050」。
A4サイズの印刷対応。エプソン社ならではの高い印刷品質を誇ります。脱臭機カートリッジが内臓しており、非常にコンパクトで置き場所にも困りません。店舗やバックヤード、作業場など、限られたスペースにも設置可能です。
直感的な操作が可能なので、UVプリンターのエントリーモデルとしておすすめです。
製品仕様
BD-8 | |||
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印刷方式 | ピエゾインクジェット方式 | ||
取り付け可能なメディア | 幅 | 最大 240mm | |
長さ | 最大 178mm | ||
厚み | 最大 102mm | ||
質量 | 最大 3kg | ||
印刷可能領域(幅×長さ) | 最大 210mm×148mm | ||
インク | 種類 | ECO-UV(EUV5)220 ml カートリッジ | |
色 | 5色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ホワイト)とプライマー | ||
インク硬化装置 | UV 照射装置内蔵(UV-LED ランプ) | ||
解像度 | 最大1,440 dpi | ||
インターフェース | Ethernet(100BASE-TX/1000BASE-T 自動切替) | ||
省電力機能 | 自動スリープ機能 | ||
定格入力 | 100 - 240 Va.c. 50/60 Hz 1.1 A | ||
消費電力 | 動作時 | 約90 W | |
スリープモード時 | 約30W | ||
動作音 | 動作時 | 59dB (A) 以下 | |
待機時 | 52dB (A) 以下 | ||
外形寸法(幅×奥行×高さ) | 768mm×586mm×580mm | ||
質量 | 61 kg | ||
環境 | 動作時 | 温度:20-32 ℃(22 ℃以上を推奨)、湿度:35-80 % RH(ただし結露のないこと) | |
非動作時 | 温度:5-40℃、湿度:20-80 % RH(ただし結露のないこと) | ||
付属品 | 電源コード、洗浄液、脱臭フィルター、粘着シート、取扱説明書、ソフトウェアDL版<sup class="gray">※1(FlexiDESIGNER VersaSTUDIO Edition、VersaWorks、Roland DG Connect)ほか |
1:インターネットに接続できる環境とWebブラウザが必要になります。
SC-V1050(エプソン)
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操作が簡単で導入しやすい価格!
「BD-8」はローランドDG社の卓上型のUVプリンターです。
印刷可能範囲は最大210mmx148mmと約A5サイズ相当。オプション品の回転台ユニットと併せてお使いいただくことで、タンブラーなど円筒状の素材など多彩な素材への直接印刷が可能です。
その他にもコスメグッズや文具、アクセサリー、ギフト、ボトル、ゴルフボールなどへのロゴ入れ、名入れ、ノベルティ作製におすすめの機械です。
製品仕様
機種名 | SC-V1050 |
---|---|
最大解像度 | 1,440dpi×1,440dpi |
印刷速度 | カラー:0.89mm²/h 12Pass 720dpi×720dpi ホワイト:0.65mm²/h 16Pass 1,440dpi×720dpi |
硬化方式 | LED-UV方式 |
インク種 | UltraChrome UV インク:ソフトタイプ |
色数 | 6色 (シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ホワイト、バーニッシュ) |
対応メディアサイズ | 297mm×210mm |
メディア厚 | 70mm |
メディア重量 | 3kg/m² |
RIPソフトウェア(本体同梱) | Epson Edge Print PRO |
インターフェイス | SuperSpeed USB×1、 100BASE-TX/1000BASE-T/IEEE802.11b/g/n/az/ac |
環境条件 | 温度:10℃~35℃、湿度:20%~80%(非結露) |
電源電圧 | AC100、6.4A |
消費電力 | 最大消費電力:約170W、スリープモード時:約2.6W |
外形寸法(W×D×H) | 699×699×426mm |
重量 | 約59kg ※インクカートリッジ含まず |
稼働音 | 約52db |
製品寿命 | キャリッジ走査パス369万パス(22,500枚相当) |
- 【注意事項】
- 実際の製品寿命は、印刷環境や印刷方法(印刷設定・ご使用頻度など)によって変動します。
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今回紹介した機械
