家庭用刺しゅう機でオリジナルグッズの制作・販売を始め、注文が増えてくると、
「もっといろいろな商品に刺しゅうしたい」
「多色デザインの糸替えが大変」
「もっと効率よく制作したい」
など、これまでにはなかった悩みが出てくることがあります。
そんな悩みが増えてきたら、刺しゅうビジネスを次のステップへ進める時期かもしれません。
そこで選択肢のひとつとなるのが、業務用刺しゅう機へのステップアップです。
この記事では、家庭用刺しゅう機から業務用へのステップアップを検討したいタイミングと、機械を変えることで「作れるもの」や「制作のしやすさ」がどう変わるのかをご紹介します。
目次
家庭用刺しゅう機から業務用へ。ステップアップを考えたい4つのタイミング
では、どのような悩みが出てきたら業務用刺しゅう機へのステップアップを検討するとよいのでしょうか。
ここからは、4つのタイミングに分けてご紹介します。
タイミング1.今の枠では、作りたいアイテムに刺しゅうできなくなってきた
刺しゅう商品の制作を続けていると、
「Tシャツだけでなく帽子にも刺しゅうしたい」
「靴下や小物など、新しい商品にも挑戦したい」 と、作りたいアイテムが増えてくることがあります。
そんなときに確認したいのが、使用できる刺しゅう枠の種類やサイズです。
刺しゅう機によって使用できる枠は異なり、枠の大きさや形状次第で刺しゅうできるアイテムも変わります。
帽子など特殊な形状の商品や、今使っている枠ではセットしづらいアイテムに挑戦したくなったとき、使用できる枠が制作の制限になることがあります。
「作りたい商品はあるのに、今の刺しゅう機では対応が難しい」という場面が増えてきたら、業務用刺しゅう機へのステップアップを検討するタイミングです。

「PR680W」「PR1060W」「PR1X」などの業務用刺しゅう機では、機種に応じてさまざまなサイズ・用途の刺しゅう枠を使用できます。
たとえば「PR1X」は最大200×300mmの筒枠に対応しており、帽子枠も使用できます。
「PR680W」や「PR1060W」でも、複数サイズの枠や帽子枠などを活用し、制作するアイテムに合わせて枠を使い分けることができます。
使用できる枠が増えることで、帽子やバッグ、ワッペンなど、商品ラインナップや受けられる注文の幅を広げることにもつながります。
「もっといろいろなものに刺しゅうしたい」と感じ始めたら、今作っているものだけでなく、
これから作りたいものに対応できる刺しゅう機かどうかも考えてみましょう。
ユーロポート 刺しゅう枠人気ランキング
-

1位
マグネット枠 83×83mm -

2位
マグネット枠 122×122mm -

3位
帽子枠Fセット 130×60mm -

4位
刺しゅう用 ネーム枠キット -

5位
ジャンボ枠 360×360mm -

6位
ネーム枠 S枠50 50×50mm -

7位
マグネット枠 300×200mm
タイミング2.多色デザインの注文が増えて、何度も糸を替えるのが大変になってきた
1針タイプと多針タイプの違い
| 比較項目 | 1針タイプ | 多針タイプ |
|---|---|---|
| 針の数 | 1針 | 6針・10針など |
| 多色デザイン | 色が変わるたびに糸替え | セットした色は自動で針を切り替え |
| 制作時の負担 | 糸替えのたびに作業が必要 | 糸替えの回数を減らせる |
| 代表機種 | PR1X・VR100 | PR680W・PR1060W |
多針タイプでも、セットした針数を超える色数のデザインなどでは糸替えが必要です。
1針タイプは色が変わるたびに糸替えが必要ですが、多針タイプなら使う色の糸をあらかじめセットでき、糸替えの手間を減らせます。
多色デザインの注文が増えてきたら、PR680WやPR1060Wなどの多針タイプ刺しゅう機を検討してみましょう。
タイミング3.注文が増え、今の制作体制では追いつかなくなってきた
刺しゅう商品の販売を続けて注文が増えてくると、機械選びで重視するポイントも変わってきます。
始めたばかりの頃は「作りたいものを作れるか」が大きなポイントでも、同じ商品をまとめて制作したり、
複数の注文を並行して進めたりするようになると、必要な数量をどれだけ効率よく制作できるかも重要になります。
そこで注目したいのが、刺しゅう速度と制作をサポートする機能です。
「PR1X」「PR680W」「PR1060W」の最大刺しゅう速度は、いずれも1,000針/分。
PR1Xは1針タイプのため、多針までは必要なくても、家庭用から業務用へステップアップして、制作速度や対応できるアイテムの幅を広げたい場合の選択肢になります。

PR680W・PR1060Wでは、これに加えて多針による糸替え作業の軽減が可能です。
また、PR680Wには位置合わせをサポートする十字レーザー、PR1060Wにはカメラを使った位置合わせ機能が搭載されています。
つまり、生産性を高めるためには単純な刺しゅう速度だけでなく、
糸替えや位置合わせなどを含め、商品を完成させるまでの制作工程全体を効率化できるかという視点も大切です。
「もっと注文を受けたいけれど、制作が追いつかない」「制作に時間がかかり、ほかの作業に手が回らない」
と感じるようになったら、業務用刺しゅう機へのステップアップを検討してみましょう。
タイミング4.刺しゅうデータをもっと細かく調整して、商品づくりにこだわりたくなってきた
刺しゅう商品の制作を続けていると、機械で刺しゅうするだけでなく、刺しゅうデータそのものにもこだわりたくなることがあります。
「オリジナルデザインを刺しゅうデータにしたい」
「縫い方や表現を細かく調整したい」
「名入れ商品のバリエーションを増やしたい」 など、商品づくりが本格化するにつれて、データ作成・編集の自由度も重要になってきます。
「PR1X」「PR680W」「PR1060W」では、PC刺しゅうデータ作成ソフトウェア「刺しゅうPRO」を活用できます。
刺しゅうPROでは、画像やベクトルデータからオリジナルの刺しゅうデータを作成できるほか、面縫い・線縫いの種類やグラデーション、ブレンディング、文字、編み目の密度や方向まで、刺しゅう表現を細かく編集できます。
また、名入れを中心に展開する場合には、ネーム刺しゅうの編集に特化した「ネームPRO」も利用できます。
ネームPROは、PRシリーズのほか「VR100」にも対応しています。
自分で商品に合わせた刺しゅうデータを作り込みたいと感じるようになったら、
刺しゅう機とソフトを組み合わせた制作環境へのステップアップを検討するタイミングのひとつです。
ステップアップするなら、どの刺しゅう機を選べばいい?
ここまでご紹介したように、業務用刺しゅう機へのステップアップによって、作れるアイテムの幅を広げたり、多色刺しゅうや受注制作をより効率よく進めたりできるようになります。
ただし、業務用刺しゅう機ならどれを選んでも同じというわけではありません。
刺しゅう機を選ぶときは、「何を作りたいか」「どれくらい作りたいか」「どのように使いたいか」を整理することが大切です。
作りたいアイテムに応じて必要な刺しゅう範囲や枠が決まり、制作量や使い方次第で求められる機能も変わってきます。
ここからは、業務用刺しゅう機4機種の特徴を、ステップアップ後の使い方に合わせてご紹介します。
4機種の違い
| こんなステップアップをしたい | 機種 |
|---|---|
| 1針のまま業務用へ移行し、作れるアイテムや制作の幅を広げたい | PR1X |
| ネーム・文字刺しゅうを中心に展開したい | VR100 |
| 多色刺しゅうの糸替えを減らし、制作を効率化したい | PR680W |
| 注文増加に対応し、本格的な受注制作を効率化したい | PR1060W |
はじめて業務用刺しゅう機を導入するなら「PR1X」
PR1Xは、家庭用から業務用へステップアップし、商品制作の幅を広げたい方におすすめの1針刺しゅう機です。
最大200×300mmの筒枠に対応し、帽子枠なども使用できるため、小物やウェアなどさまざまなアイテムへの刺しゅうに挑戦できます。最高縫製速度は毎分1,000針で、簡易位置合わせ機能も搭載されています。
多針機ほどの機能は必要ないものの、作れるアイテムを増やして、商品制作をより本格化したいという場合に検討したい機種です。
ネーム・文字刺しゅうを中心に仕事をしたいなら「VR100」
VR100は、ネームや文字刺しゅうを中心に、刺しゅうサービスを始めたい方に適した1針刺しゅう機です。
最大200×200mmの筒枠に対応し、帽子枠も使用可能。LEDポインターを搭載しており、刺しゅう位置を確認しながら作業できます。
名入れサービスなど、作りたい商品や用途がある程度決まっていて、多色刺しゅうよりもネーム・文字刺しゅうを中心に展開したい場合の選択肢です。
多色刺しゅうの手間を減らして、継続的な注文に対応するなら「PR680W」
PR680Wは6針を搭載しているため、複数色の糸をあらかじめセットして制作できます。
多色デザインのたびに何度も糸を交換する負担を減らせるので、「多色デザインの注文が増えて、糸替えが大変」という悩みが出てきたときにも検討したい機種です。
最大300×200mmの筒枠に対応するほか、クロスレーザーによる位置合わせ機能も搭載。
多色の商品を継続して制作していきたい場合に、制作工程の効率化を図れます。
注文増加に対応し、本格的な受注制作を効率化するなら「PR1060W」
PR1060Wは10針を搭載し、より多くの色の糸をあらかじめセットして制作できる業務用刺しゅう機です。
最大360×360mmのジャンボ枠に対応し、衣類やバッグ、帽子、ワッペンなど幅広い商品制作に活用できます。
また、内蔵カメラを使って刺しゅう位置を確認・調整できるなど、位置合わせをサポートする機能が充実しています。
「注文はもっと受けたいのに、今の制作体制では追いつかない」という段階になり、商品ラインナップを広げながら、増加する注文にも効率よく対応したい方に適した機種です。
刺しゅうビジネスの次のステップに、自分に合った1台を
家庭用刺しゅう機で制作・販売を続ける中で、作りたい商品の幅が広がったり、注文数が増えたりすると、刺しゅう機に求める機能も変わってきます。
「今の枠では作りたいものに対応できない」
「多色刺しゅうの糸替えが負担になってきた」
「注文が増えて制作が追いつかない」
「刺しゅうデータをもっと細かく作り込みたい」 など、これまでにはなかった悩みや要望が増えてきたら、業務用刺しゅう機へのステップアップを考えてみてはいかがでしょうか。
どの機種が合うか、もっと詳しく比較したい方へ
-
PR1X・VR100・PR680W・PR1060Wの違いを詳しく知りたい方は、無料の資料をご活用ください。
4つの刺しゅう機を比較しながら、あなたの目的に合う1台を見つけるためのポイントを整理します。 -
刺しゅう機診断を使えば、自分に合ったモデルをより手軽に見つけられます。
自分に合った刺しゅう機を相談したい方へ
「今の制作量なら、まだ今の機械で十分?」
「作りたい商品には、どの機種が合っている?」
「これから注文を増やしていくなら、どこまでの機能が必要?」
など、機種が決まっていない段階でもお気軽にご相談ください。 ユーロポートでは、作りたい商品や現在の制作量、今後の展開などを伺いながら、お客様の使い方に合った刺しゅう機をご提案します。









鍵業者のナロック様が、PR680Wで刺しゅうを始めた理由とワッペン制作の活用法をご紹介します。
家庭用から工業用まで、ブラザーの刺繍ミシンならではの特徴・機能をご紹介し、その魅力をお伝えします。
オリジナルのイラストを刺しゅうデータにして、ミニワッペンに仕上げるまでの手順をご紹介します。




