UVプリンターとは、紫外線で硬化する「UVインク」を用いて素材にプリントを刷るマシンです。
紫外線を当てて瞬時にインクを硬化させることで、一般的な水性インクジェットプリンターでは印刷できないような素材に対しても印刷が可能となり、表面に独特の質感や立体感を表現します。
この記事では、UVプリンターではどんなものが作れるのかを実際の印刷サンプルをもとにご紹介します。 実際どこが便利なの?と疑問をお持ちの方はもちろん、UVプリント初心者の方に向けてもわかりやすく解説していきます。
UVプリンターで作れるもの一覧
それでは、実際にUVプリンターを使用して作製したサンプルをご紹介していきます。
プラスチック
スマートフォンケースとモバイル充電器にプリントしてみました。
スマートフォンケースには少し盛り上がった部分がありますが、ギリギリまできれいに印刷ができています。
モバイル充電器ではキャラクターの洋服など、細かい部分も色がしっかりと出ており、近くで見てもUVインクに見られがちな粒状感(ざらついた感じ)は目立たず、凸凹ないきれいな仕上がりになっています。名入れグッズやノベルティなど作製するのもおすすめです。
合皮素材
UVプリントなら、コインケースやカードケース、スマホケースの合皮などの革製品にも印刷可能です。
コインケースやカードケースには周りに縫い目がありますが、隅々まできれいに印刷ができていますね。
また、合皮ならではの素材の風合いを活かすことができます。
木製品
UVプリンターなら、一般的にプリントすることが難しい木製品にも印刷が可能です。
絵馬や看板などにフルカラーでイラストを印刷できます。小さな文字や繊細なデザインもしっかりと印刷できており、温かみのある木素材の良さととてもマッチしています。
ゴルフボール
パネルやゴルフボールなど厚みのあるものにもプリントが可能な機械もあります。
凸凹とした断面ですがインクがよれることなく、きれいに印刷ができています。記念品や限定デザインのボールなどプレゼントすると喜ばれることが多いですね。
アクリル素材
ここ数年、右肩上がりに需要が高まっているアクリルキーホルダーやアクリルスタンドなどのアクリルグッズです。
アニメやアイドルのグッズなどで見る機会も多いのではないでしょうか…?アクリル板に細かい文字やイラストをプリントしましたが、質感と見栄えともに完璧で華やかな仕上がりになっています。
「アクリルグッズビジネス」に関する詳細はこちらの記事でご紹介しております。良ければ、ぜひご確認ください。
今回紹介した機械
今回の記事でご紹介したサンプルは、全てこちらのSC-V1050(EPSON社)を使用して作製されています。
SC-V1050はエプソン社より今秋発売された最新小型UVプリンターで、エントリーモデルとしても人気の商品です。
これから、SC-V1050の特長をご紹介します。
SC-V1050の特長
- 導入しやすい価格のため他機械と比較してイニシャルコストがかからない
- A4サイズまで印刷可能であるためグッズの幅も広がる
- コンパクトなデザインでWi-Fi®に対応している→省スペースでのケーブルにとらわれない自由なレイアウトが可能
- バーニッシュインク(透明インク)を搭載しているため、光沢感や凹凸感を表現することができる
- 厚さ70mmまでの素材がセットできるため、パネルやゴルフボールなど厚みのあるものにもプリントができる
- 脱臭装置が機械に内蔵しているため、別途で脱臭機を買わなくてもいい
- プリント、インク交換などすべての操作をプリンターの前面から行うので壁際への設置が可能
- プリンターの上半分が透明なデザインのため、印刷状況が確認しやすく、イベントや店舗での利用において魅せるしかけとして活用することもできる
まとめ
今回は、UVプリンターではどんなものが作れるのかをSC-V1050の実際のサンプルを使ってご紹介しました。
UVプリンターの魅力として、幅広い素材に印刷出来るということはもちろんありますが、既製品など、いろんなものや素材に対して付加価値をつけられるという点にとても優れています。
今回の記事を読んでUVプリンターの魅力、そしてSC-V1050の魅力が少しでも伝わっていたらいいなと思います。
さらにもっと詳しく知りたいという方はぜひお問い合わせください!